2年以上ぶりに「実質賃金」プラスを記録!来月以降、賃上げ効果定着に注視
――そもそも給与があがって、小遣いもあがれば、妻に内緒に貯金までして投資することもなかったのに
男性の怒りの矛先は、思わぬ方向へ。厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、40代前半のサラリーマンの平均給与は38.0万円。手取りにしたら30万円ほど。子どもの教育費や住宅ローンの返済など考えたら、夫への小遣いは4万円が限度でしょうか。これ以上の小遣いを望むなら、給与アップを期待するしかありません。
20~24歳:23.2万円/359.5万円
25~29歳:27.1万円/449.8万円
30~34歳:30.7万円/516.7万円
35~39歳:34.5万円/580.8万円
40~44歳:38.0万円/631.3万円
45~49歳:40.6万円/670.9万円
50~54歳:42.8万円/707.2万円
55~59歳:44.1万円/725.5万円
60~64歳:37.2万円/571.5万円
※数値左より月収/年収
そんな給与に明るい兆しも。厚生労働省『毎月勤労統計調査』によると、今年6月の現金給与総額は前年比4.5%増の49万8,884円。一般労働者に限ると、前年比4.9%増の66万4,455円。27年ぶりの高い伸び率となりました。こうした背景から、物価の変動分を反映した実質賃金は前年同月比1.1%増となり、27ヵ月ぶりにプラスに転じました。
今回の結果は、春闘を経ての賃上げと6月に支払われた夏季賞与の影響によるところが大きく、来月は再びマイナスに転じる可能性が高いという専門家も。賃上げ効果はまだまだ限定的で、もっとすそ野を広げていく必要があり、来月以降の結果に注視すべきだといいます。何はともあれ、2年以上ぶりに実質賃金がプラスを記録したのは、希望のもてることだといえるでしょう。
一夜明けて、8月6日。終値は昨日から2,957円90銭高の3万4,416円32銭と、1990年10月に記録した2,677円54銭を超えて、過去最大の上げ幅となりました。先日、ジェットコースターのような激しい値動きの株式市場。
――なんと、慌てずに売らなきゃよかった! 完全に無駄死!
後悔を口にしつつ、まだ不安定な値動きは続きそう。仕事にも身が入らいない日々も続きそうです。
[参照]
株式会社モデル百貨『夫婦の秘密のお金「へそくり」についての調査結果を発表!年代が上がるごとに広がるへそくり格差が明らかに』