プロパーローンは金融機関が保証会社を付けずに独自の基準で提供するローンであり、一般的な不動産投資ローンとは異なる特徴を持っています。そこで本コラムでは、プロパーローンとはなにか、一般的な不動産投資ローンとの違いやプロパーローンのメリット・デメリットを解説します。不動産投資を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

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プロパーローンの審査に通りやすい人の5つの特徴

(画像:PIXTA)
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プロパーローンは金融機関にとって貸し倒れリスクがあるため厳しく審査をされます。ここではプロパーローンの審査に通りやすい人の特徴を5つご紹介します。

 

  • 頭金を多く準備できる
  • 個人の信用度が高い
  • 投資用物件の収益性が高い
  • プロパーローンの用途をはっきりと伝えている
  • 借入希望額をできる限り少なくする

 

頭金を多く準備できる

頭金を多く準備できることでプロパーローンの審査に通りやすくなることがあります。頭金とは不動産を購入する際に売主に対して支払う資金のことですが、頭金を多く準備できれば借入金額が減り、金融機関の貸出リスクが軽減されるためです。さらに、頭金があることは資金を適切に管理し、将来のリスクに備える能力があることを示すこともできます。金融機関は安定した収入源など個人の財務状況を総合的に評価するため、返済ができなくなるリスクが少ない人と判断してもらえます。

 

個人の信用度が高い

個人の信用度を高くすることで融資審査を通過しやすくなり、より有利な融資条件を得ることができます。個人の信用度とは過去の借入履歴や返済能力、収入などに基づいて金融機関が個人の返済能力を評価する指標です。例えば、前述のように自己資金や金融資産が多い、勤務先が上場企業や年収が高い、勤務先の経営が安定しているなどの場合には返済する能力があると判断されます。

 

投資用物件の収益性が高い

投資用物件の資産価値が高いことも審査を有利にするポイントです。投資用物件の資産価値とは、その物件が賃貸や売却などによってどれだけ収益を生み出すかを示す指標です。物件自体の魅力だけでなく、人口密度の高いエリアや交通アクセスの良い場所などそのロケーションも重要です。こうした投資用物件は入居者や購入者が多く見込めるため、資産価値が高いと判断される傾向があります。

 

プロパーローンの用途をはっきりと伝えている

プロパーローンの借り入れをする目的を明確に伝えることで審査に通りやすくなります。融資の目的が明確であると金融機関は個人の信頼性や返済能力をより正確に評価でき、融資のリスクが最小限に抑えられると判断されるためです。

 

用途を聞かれた際に「リフォームに使う予定です。見積金額が○○万円であり○○万円の融資が必要で、リフォームによる賃料増加、空室改善で○○円回収できる」など、具体的に伝えると審査に通りやすくなるでしょう。

 

借入希望額をできる限り少なくする

借入希望額をできる限り少なくすることも審査が通りやすい人の特徴です。前述の頭金のように借入希望額が少ない場合、金融機関は融資のリスクが低いと判断するためです。さらに、金融機関は融資額が少ないほど万が一貸倒れが発生した場合でも被害を最小に抑えられます。そのため、金融機関は融資の条件を緩和しやすくなり、審査の通過率が高くなるでしょう。

 

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