プロパーローンを利用するケース
前述のようにプロパーローンにはメリットとデメリットがありますが、実際にプロパーローンを利用するのはどういう場合でしょうか。プロパーローンを利用するのは以下のようなケースで多いです。
- 金利、保証料を抑えたい場合
- 事業の拡大等で多くの資金が必要な場合
プロパーローンは保証料が不要で金利も一般的な不動産投資ローンよりも低いことが多いため、コストを抑えたい人にとって魅力的です。さらに、融資限度額の上限がないために不動産投資ローンの限度額を超えて資金を調達したい場合にも利用されます。
一方、金利も含めたトータルの支払いよりも月々のキャッシュフローを気にする人はプロパーローンが魅力的ではないかもしれません。なぜなら、プロパーローンは不動産投資ローンよりも金利や保証料を抑えられますが融資期間が短めに出る傾向があり、月々の返済が多くなってしまう可能性があるためです。
プロパーローンを利用しない方がいいケース
プロパーローンを利用しない方がいいケースは以下の場合が多いです。
- トータルの支払いよりも月々のキャッシュフローを気にする場合
- 個人の属性に不安がある場合
プロパーローンは一般的な不動産投資ローンよりも金利は安いですが、融資期間が短めに出ることがあるために月々の返済額が高くなる可能性があります。また、一般的な不動産投資ローンよりも審査基準が厳しい傾向にあるため、例えば、安定した収入がない場合や信用情報に問題がある場合は審査に通るのが難しいことがあります。
そのため、プロパーローンの利用は将来のキャッシュフローも含めて慎重に検討し、自分の経済状況や投資経験を十分に考慮した上で利用することが重要です。