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ショッピングモールなどで「ウォーターサーバーが無料」という宣伝をみて、怪しいと感じたことがある方は少なくないはずです。

実際にサーバーのレンタル代や水代が無料のウォーターサーバーはありますが、完全に無料で利用することはできません。

本記事では、レンタル代や水代が無料になるからくりと契約時の5つのチェックポイントを解説していきます。

「勧誘を受けて気になっているけど罠なの?」と不安な方は参考にしてください。

1. ウォーターサーバーのレンタル代や水代が無料になるからくり

ウォーターサーバー
(※写真はイメージです/PIXTA)

ウォーターサーバーのレンタル代や水代が無料になるのには、3つのからくりがあります。

■ウォーターサーバーが「無料」になるからくり

  1. 「サーバーのレンタル代」が無料になるからくり
  2. 「水代」が無料になるケースのからくり
  3. 「初期費用」が無料になるケースのからくり

それぞれ解説します。

1.1.「サーバーのレンタル代」が無料になるからくり

(※画像はイメージです/PIXTA)
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レンタル代が無料の宅配型のウォーターサーバーが多いのには、2つの理由があります。

  1. 水の販売で利益が出るから
  2. 水代にサーバー代が上乗せされているから

理由①:水の販売で利益が出るから

宅配型の場合、会社は宅配水の代金で十分な利益を得られます。天然水の「水」の原価は安く、ペットボトルの天然水の3分の1は容器代といわれています。また、ウォーターサーバー会社は定期配送により輸送費を抑えています。

原価が安い水を、たとえば12Lで1,500〜2,000円前後で販売すれば、会社が水の販売で得られる利益は大きいといえます。

しかし、宅配水の利用が少ないと、サーバーのレンタル代を無料にしている会社は損失を被ってしまいます。そのため、サーバーのレンタル代が無料の会社の多くは、水の最低注文本数のノルマを設定しています。

理由②:水代にサーバー代が上乗せされているから

ウォーターサーバーの水代には、サーバー代が上乗せされていることが一般的です。天然水の「水」の原価が安いことはすでに説明しましたが、ウォーターサーバーの水はペットボトルと比較して割高な傾向があります。

たとえば「コスモウォーター」の天然水は500mlあたり86円(税込)ですが、ペットボトルのサントリーの天然水は通販で購入すれば、500mlあたり33円前後です。
※2024年5月時点での金額を参考にしています。また、これ以降の記述も2024年5月時点の情報です。

このように、水代を高めに設定することで、サーバーのレンタル代を無料にしても十分な利益を得ています。

1.2.「水代」が無料になるケースのからくり

(※画像はイメージです/PIXTA)
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水代が無料とうたっている場合、主に2つのケースがあります。

  1. 一定期間水代が無料になるキャンペーンを実施しているケース
  2. 浄水型・水道直結型で水道料金しかかからないケース

1つ目は、新規顧客の獲得を目的に会社が一定期間水代が無料になるキャンペーンを行っているケースです。

たとえばクリクラでは、サーバーと水を無料で試せるキャンペーンを実施しています。設置費用や回収費用、解約料は一切かかりません。ただし、会社によっては最低契約期間などの縛りがあり、途中解約すると契約解除料がかかることがあるため注意しましょう。

2つ目は、浄水型・水道直結型で水道料金しかかからないケースです。

しかし、浄水型・水道直結型はウォーターサーバー会社が水代から利益を得られないため、宅配型と比較してレンタル代が高く、初期費用が発生することがあります。

1.3.「初期費用」が無料になるケースのからくり

(※画像はイメージです/PIXTA)
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初期費用が無料になるのは、利用者に契約を継続してもらえれば、サーバー会社は水代やレンタル代から十分な利益を得られるためです。

初期費用としてはサーバーの配送料や設置費用が挙げられますが、多くの会社では初期費用がかかりません。しかし、初期費用が無料の会社には最低契約期間があり、途中解約すると解約手数料が発生することがあります。

また、水道直結型のウォーターサーバーは、工事費用などが初期費用として発生するのが一般的です。

2.「ウォーターサーバー無料」が「罠・怪しい」と言われる理由

不安そうな表情の女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

「ウォーターサーバー無料」が「罠・怪しい」と言われるのには、3つの理由があります。

■「ウォーターサーバー無料」が「罠・怪しい」と言われる理由

  1. 業者によっては勧誘がしつこい
  2. 勧誘時に契約内容を十分に説明されていないことがある
  3. ペットボトルで買うよりもコスパが悪いことがある

それぞれ解説します。

2.1. 業者によっては勧誘がしつこい

(※画像はイメージです/PIXTA)
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しつこい勧誘が消費者に怪しいと感じさせることがあります。

ウォーターサーバー会社は、ショッピングモールやスーパーなどで勧誘イベントを実施することがあります。お試しキャンペーンなどで無料で実施できると宣伝する会社もあり、無料になる仕組みを理解していないと怪しいと感じる方もいるでしょう。

また、引越し直後に不動産会社や賃貸保証会社からウォーターサーバーの営業電話がかかってくることがあります。ウォーターサーバーに興味がないにもかかわらず営業を受けると拒否感を覚える方が多いはずです。

2.2. 勧誘時に契約内容を十分に説明されていないことがある

(※画像はイメージです/PIXTA)
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勧誘時にメリットばかり強調され、宅配水の最低注文本数や規定契約期間などの消費者にとって重要な説明を十分に受けられないことがあります。

勧誘側は契約数が自身の成績に反映されるのが一般的です。消費者にとってデメリットになる最低注文本数や、規定契約期間などの情報を伏せたまま契約を勧めてくることもあります。

実際に、以下のような相談が消費者庁に寄せられています。

・ショッピングモールで勧誘されてウォーターサーバーのレンタルの契約をしたが、設置方法が分からなかったので解約を申し出たところ、説明にはなかった高額な解約料を請求された

・ショッピングモールで勧誘されたウォーターサーバーについて、レンタルだと思って契約したが、実際には説明にはなかった購入プランを契約したことになっていたため、解約を申し出ると高額な残債を請求された

実際に一定期間無料で利用できるキャンペーンを実施しているウォーターサーバー会社もあります。しかし、無料期間の終了後は少なくとも水代・サポート代・電気代などの諸費用が継続的に発生するのが一般的です。

「今だけ」といった言葉で契約を急がされることもありますが、即決するのは避けましょう。他社と比較検討して、より自分にあったウォーターサーバーを選ぶことをおすすめします。

2.3. ペットボトルで買うよりもコスパが悪いことがある

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

天然水のウォーターサーバーの水代は、ペットボトルの天然水よりもコスパが悪いことがあります。たとえば、コスモウォーターの天然水は500mlあたり86円(税込)ですが、ペットボトルのサントリー天然水はネット通販であれば、配送料込みで500mlあたり50円前後です。

ウォーターサーバーの安さを強調した勧誘を受けた方は、ペットボトルで買うよりも高いことに驚き、騙されたと感じることもあるでしょう。

ただし、ウォーターサーバーにはペットボトルにはない以下のメリットがあります。

■ウォーターサーバーを使うメリット

  • いつでも美味しく感じる冷えた水を飲める
  • 温水をいつでも利用できる(一部のサーバーを除く)
  • 来客の際などにお水を提供しやすい
  • インテリアとしても見栄えがよいサーバーが多い

また、空ボトルをメーカーが回収して再利用する「回収型」のウォーターサーバーであれば、ボトルの廃棄の手間がかからないだけでなく、環境にも優しいです。

2.3.1. サーバーレンタル代が無料でも電気代や維持費がかかる

(※画像はイメージです/PIXTA)
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宅配型のウォーターサーバーはレンタル代が無料なことがありますが、水代や電気代、場合によってはサポート料などの維持費がかかります。

近年は省エネ機能を搭載し、比較的電気代がかからないウォーターサーバーが多いです。たとえばフレシャスのdewo(デュオ)なら月間電気代は約330円からしかかかりません。

また、衛生機能が充実しており、メンテナンス費用がかからないウォーターサーバーも増えています。

しかし、レンタル代やメンテナンス代がかからなくても、水代を中心に月に4,000円前後の費用が発生するのが一般的です。水の消費量が多い家庭であれば、より高額になります。さらに、途中で利用を停止すると、解約手数料がかかることが多いです。

「レンタル代無料」といった宣伝に踊らされず、トータルコストと利便性を天秤にかけて契約するか決めましょう。

3. 罠に引っかからない!ウォーターサーバー契約時のチェックポイント5つ

チェックリスト
(※画像はイメージです/PIXTA)

ウォーターサーバーの契約時には、次の5つのポイントを確認しましょう。

■ウォーターサーバーの契約時にチェックすること

  1. 契約期間の縛り
  2. 解約料や撤去・返送代
  3. 水の最低注文本数
  4. 水の発注頻度や配送スキップの可否
  5. メンテナンスの頻度・料金

それぞれ解説します。

ポイント①:契約期間の縛り

(※画像はイメージです/PIXTA)
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契約書や利用規約にある契約期間の縛りを確認しましょう。ウォーターサーバー会社の契約期間の縛りには、主に次の3種類があります。

  1. 固定期間契約
  2. 無期限契約
  3. プランによる変動制

1番目の固定期間契約では規定利用期間が定められており、期間内に解約する場合、手数料などが発生する仕組みです。多くのサーバー会社に当てはまります。

2番目の無期限契約は規定契約期間がなく、いつでも解約できる仕組みです。利用者にとっては魅力的ですが、無期限契約を行うサーバー会社は多くありません。

最後の3番目の変動制ではプランごとに異なる規定利用期間や解約手数料が設定されており、複数のプランを提供しているサーバー会社で採用されています。

ポイント②:解約料や撤去・返送代

(※画像はイメージです/PIXTA)
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契約期間と併せて確認したいのが、規定利用期間内に解約する際に発生する解約料や撤去・返送代です。解約料はかからなくても、撤去・返送代として高額な料金が発生するケースがあります。たとえば、コスモウォーターでは規定利用期間内に解約すると16,500〜20,900円(税込)のサーバー引き取り手数料が発生します。

ただし、金額は会社によって異なります。長期間継続利用するかわからない方は、解約料や撤去・返送代が安い会社がおすすめです。たとえば、フレシャスのレンタルプランなら1年以上使用すれば、2年の規定利用期間内に解約しても解約金は9,900円に抑えられます。

ポイント③:水の最低注文本数

(※画像はイメージです/PIXTA)
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多くの会社は、ボトルの最低注文本数を設定しています。最低注文本数を設定していない会社の多くは、レンタル代や事務手数料・サポート料がかかります。

ただし、最低注文本数は月に2本(24L)前後に設定されることが多いです。たとえば、コスモウォーターでは、水の最低注文本数はボトル2本(24L)に設定されています。

サーバーのレンタル代は1,000円前後が目安です。水の消費量によっては、レンタル代が有料で、水の最低注文本数のノルマがない会社を選んだほうが安い場合があります。

また、水の最低注文本数が気になる方は水道水を利用できる浄水型・水道直結型のウォーターサーバーを選ぶのもおすすめです。

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ポイント④:水の発注頻度や配送スキップの可否

(※画像はイメージです/PIXTA)
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水の消費量から自分に適した発注頻度の会社を選びましょう。発注頻度が低いと、足りなくなった際に、すぐに受け取れない可能性があります。

また、水の消費量が多い家庭では、足りなくならないように一度に大量に注文する必要があり、ボトルの置き場所に困ることもあるでしょう。コスモウォーターやプレミアムウォーターでは、1週間・2週間・3週間・4週間の頻度から自由に選択が可能です。

配送スキップの可否は水の消費量が少ない方には重要なポイントです。多くの会社は水の最低注文本数を設定していますが、配送スキップ制度を利用することで、不必要な水の購入を避けられます。

コスモウォーターの最低注文本数は2本(1本あたり12L)ですが、2ヵ月以上連続しなければ無料で配送をスキップできます。そのため、1ヵ月あたりの水の消費量が12L程度の家庭でも、隔月で配送をスキップすれば、必要な分だけ水を購入できます。

ポイント⑤:メンテナンスの頻度・料金

(※画像はイメージです/PIXTA)
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サーバーの衛生状態を保つのに必要なメンテナンスの頻度や料金もポイントの1つです。

最近のサーバーは衛生機能が向上しており、多くの機種は日頃の手入れだけで専門メンテナンスは必要ありません。また、専門メンテナンスが必要な場合、無料なことが多いです。

しかし、メンテナンス費用がかかるケースもあります。たとえば「シンプルウォーター」の場合、別売りの洗浄水を使用したメンテナンスが必要です。

また、別途でメンテナンス料はかからなくても「クリクラ」のようにメンテナンスを含むサポート料金が毎月かかるケースもあります。

メンテナンス費用を抑えるなら、衛生機能が充実しており、メンテナンスの必要がないウォーターサーバーを選びましょう。

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4. 月額費用が安いおすすめウォーターサーバー5選

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

ウォーターサーバーを完全に無料で使い続けることはできませんが、月額費用が安いウォーターサーバーはあります。おすすめの5社をまとめたのが次の比較表です。

メーカー

コスモウォーター

フレシャス

プレミアム
ウォーター

ピュアライフ

クリクラ

定番モデル

Smartプラス

dewo
(デュオ)

adamana
スタンダード
サーバー

ピュアライフ

クリクラサーバー

初期費用

無料

無料

3‚300円
(税込)

9,900円
(税込)

無料※7

サーバー
レンタル料

無料

無料※3

無料※4

2,200〜
8,250円
(税込)

無料※8

水代

月々3,800円〜
(税別)

消費量による
(注文ノルマなし)

3,758〜4,082円
(プランにより異なる)

無料
(水道代)

消費量による
(注文ノルマなし)

送料

無料※1

無料

無料※5

-

無料

配送スキップ

可能※2

可能

可能※6

-

可能

定期
メンテナンス

不要

不要

不要

不要

必要※9

利用期間
の縛り

2~3年
(モデルに
より変動)

2年

3〜5年
(購入プランを除く)

なし

なし

規定利用
期間内の
解約料

16,500~
20,900円
(モデルによ
って変動)

9,900〜
16,500円
(利用期間によ
って変動)

5,000〜
50,000円
(プラン・利用期間
によって変動)

なし

なし

申込ページ 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト

※1:北海道への発送には1本につき216円(税込)の送料がかかります
※2:2ヵ月連続休止する場合、手数料880円(税込)が発生します
※3:前月の天然水の注文数が2箱以上の場合
※4:「ずっとPREMIUMプラン」でAmadanaグランデサーバーは月額1,100円(税込)
※5:北海道・青森・秋田・岩手・沖縄への配送には1セット(2本)あたり​​220円(税込)​​の送料がかかります。石垣・宮古島エリアへの場合、​​715円(税込)です
※6:前回配送日から60日以上連続で休止した場合、手数料880円(税込)が発生します
※7:クリクラFitは初回金2,200円/台(税込)、クリクラFit再加熱機能付きは4,400円/台(税込)
※8:3ヵ月で利用本数が6本未満の場合、1,100円(税込)
※9:定期メンテナンス料金は月額460円(税込)の「あんしんサポートパック」に含まれます

① コスモウォーター

(引用:コスモウォーター)
(引用:コスモウォーター)

コスモウォーターは、初期費用・サーバーレンタル代が無料の天然水ウォーターサーバーです。定期メンテナンスも必要ありません。省エネ機能が充実した「Smart プラス」であれば、1ヵ月の電気代を474円からに抑えられます。
※ エコモード1日2回使用時。19.91円/kwh(2019年8月27日時点)東京電力の従量電灯B最低料金(最初の120kwhまでの価格)を基準とした場合(月に水12L 2本使用)

天然水の最低注文本数は月に2本ですが、2ヵ月未満であれば無料で配送をスキップできます。1ヵ月に1本程度消費する方であれば、隔月で配送をスキップすることで、不必要な水の購入を避けながらノルマの達成が可能です。

コスモウォーターを申し込む

② フレシャス

フレシャス
(引用:フレシャス)

フレシャスは、硬度や料金が異なる3種類の天然水から選べるのが特徴の天然水ウォーターサーバーです。最も安い「FRECIOUS朝霧高原」の500mlあたりの価格は約79円。専門メンテナンスの必要はありません。

前月の天然水の注文数が2箱を下回る場合、月に550円(税込)のレンタル料がかかりますが、最低注文本数のノルマがありません。最低注文本数を気にせずに、必要な分だけ水を購入できるのは、水の消費量が少ない方には大きなメリットです。

2年の規定契約期間がありますが、1年以上利用すれば解約料は9,900円しかかかりません。

コラボモデルを含めると合計7種類と、ウォーターサーバーの選択肢が多いのもフレシャスの特徴です。省エネ機能があるdewo(デュオ)なら月間電気代は330円〜に抑えられます。

フレシャスを申し込む

③ プレミアムウォーター

amadanaスタンダード
(引用:プレミアムウォーター)

プレミアムウォーターは4つのプランから選べて、柔軟性が高いのが特徴のウォーターサーバーです。

初期費用が3,300円かかりますが、一部の有料サーバーを除いてレンタル代や送料はかからず、専門メンテナンスも必要ありません。また、最後に配送した日から最大59日まで定期配送を無料で休止できます。

「もっとPREMIUM」プランでは、1ヵ月に1セット天然水を購入した場合の料金は3,974円(税込)です。しかし、休止制度を有効活用すれば、約1ヵ月の水代を1本分の1,987円(税込)に抑えられます。

ただし、プレミアムウォーターは購入プランを除いて規定利用期間が3〜5年で最大50,000円の契約解除料が発生します。継続して利用するかわからない方は規定利用期間の条件が緩いウォーターサーバーがおすすめです。

プレミアムウォーターを申し込む

④ ピュアライフ

ピュアライフ
(引用:ピュアライフ)

ピュアライフは上記の3つのウォーターサーバーと異なり、水道水を注いで浄水する給水型とよばれるタイプです。浄水型(給水型)の「ピュアライフ」であれば初期費用はかかりません。

月に3,300円のレンタル代が発生する代わりに水道水を利用するため、水代がほとんどかからず、水の消費量が多い方におすすめです。

また、専門メンテナンスの必要はありません。規定利用期間の縛りもないため、導入後に気に入らなかった場合はすぐに契約できるのは大きな魅力です。

給水型のウォーターサーバーは市販の浄水器と比較されることがありますが、ウォーターサーバーは、美味しく感じる冷水や料理やコーヒー・紅茶などに利用できる温水をすぐ用意できます。

天然水にこだわりがないという方は契約の柔軟性やコスパが高いピュアライフを検討してみてはいかがでしょうか。

ピュアライフを申し込む

⑤ クリクラ

クリクラ
(引用:クリクラ)

クリクラは逆浸透膜(RO膜)システムで原水に含まれる不純物や雑味を取り除いた「RO水」が特徴のウォーターサーバーです。一般的にRO水は天然水よりも安い傾向があります。クリクラも1本(12L)1,590円(税込)とコスパが高いです。

また、クリクラは1週間のお試し期間を実施しています。ウォーターサーバーの使用感や水の美味しさを確かめてから契約を決められるのは大きな魅力です。お試し終了後は、ウォーターサーバーとボトルを回収してもらえるため、利用者の負担はありません。

さらに、3ヵ月で利用本数が6本以上であれば、レンタル代は無料です。

クリクラのウォーターサーバーは年に1度の定期メンテナンスが必要ですが、料金は月額460円(税込)の「あんしんサポートパック」に含まれます。「メンテナンスを受けられたほうが安心して利用できる」という方にもおすすめです。

クリクラを申し込む

5. 事前に知っておきたいウォーターサーバー契約時のトラブル例

くじ引き
(※写真はイメージです/PIXTA)

ここでは、ウォーターサーバーの契約時のトラブルの実例を紹介します。同様のトラブルに巻き込まれるのを防ぐための参考にしてください。

【ケース1】
 

コンビニエンスストアの駐車場で「ただいまキャンペーン中です」と声をかけられた。くじを引いたところ、2等のウォーターサーバーが当選した。ウォータ―サーバーの受け取り手続きの書類に名前を書いたあと、水の定期購入の申し込みが必要と言われ、断り切れずに毎月クレジットで支払う契約をした。20日毎に12L入りのボトルを2本(4000円)購入することになる。解約したいが、契約書には半年間解約できないと書いてあった。騙されたのではないか。


引用:全国消費生活相談員協会

【ケース2】
 

スーパーの一角でイベントをしており、くじを引いたところウオーターサーバーが当たりました。「無料レンタル、いつでも解約できる」と言われて申し込んだものの、一定期間内に解約すると高い解約料がかかることがわかりました。このような条件なら契約しなかった。


引用:国民生活センター(10ページ目)

【ケース3】
 

自宅のキッチンに合いそうな色合いのウォーターサーバーを選び、その場で契約した。 しかし、よく考えると、普段購入するミネラルウォーターより高額で、思ったよりもお金がかかると思った。まだ、ウォーターサーバーとミネラルウォーターは届いていない。クーリング・オフしたい。


引用:あいち暮らしWEB(10ページ目)

上記いずれのケースでも、クーリング・オフ制度を利用して契約解除できる可能性があります。しかし、契約日から8日、もしくは20日(販売形態による)が過ぎてしまうとクーリングオフはできません(参考:国民生活センター|クーリング・オフ)。

その場で契約を決めてしまわず、利用規約を十分に確認することが重要です。また、ウォーターサーバーの利用を検討している方は他社と比較検討して自分にあったサービスを選びましょう。

6. よくある質問

Q&A
(※画像はイメージです/PIXTA)

Q1.「ウォーターサーバー」と「ペットボトル」、安いのはどっちですか?

通販サイトでペットボトルをセット購入したほうが安い傾向があります。

たとえば、比較的安価なクリクラのRO水の500mlあたりの価格は約66円ですが、ペットボトルのサントリー天然水はネット通販であれば、配送料込みで500mlあたり50円前後です。

この価格の違いは、一般的に宅配水の料金にはサーバーのレンタル代や送料が含まれていることに原因があります。

ただし、ウォーターサーバーにはペットボトルにはない以下のようなメリットがあります。

  • いつでも美味しく感じる冷えた水を飲める
  • 温水をいつでも利用できる
  • 来客の際などにお水を提供しやすい
  • インテリアとしても見栄えがよいサーバーが多い

これらのメリットが大きいと感じる方には、ウォーターサーバーのほうがおすすめです。

Q2. ウォーターサーバーを契約して後悔する・やめる理由で多いのは?

契約して後悔した理由として多いのが次の3つです。

  1. 水ボトルの交換が大変で手間
  2. 水を飲み切れずにボトルがたまる
  3. 水が美味しくない

多くの場合、水ボトルは12L前後あるため、本体上部にボトルを設置する上置き型を選ぶと女性や高齢者は水ボトルの交換が大変で手間だと感じる可能性があります。不安な方はボトルを高い位置まで持ち上げる必要がない下置き型を選びましょう。

水を飲み切れずにボトルがたまるのもよくある問題です。水の消費量が少ない方は、最低注文本数のノルマの有無や配送スキップの可否に注意して選ぶことをおすすめします。

水が美味しくない場合、そもそも水が合っていない可能性の他に、日頃のウォーターサーバーの手入れが不十分である可能性が考えられます。会社が推奨している手入れを行いましょう。

Q3. 強引な勧誘を受けた場合の対処法は?

ショッピングモール、訪問販売、電話勧誘などで強引な勧誘を受けることもありますよね。そんなときは以下のような対処法があります。

  • きっぱり断る
  • 完全に無視する
  • 金銭的に申し込めないと伝える

強引な勧誘を受けた場合は、きっぱりと断ることが必要です。「必要ありません」「考え直します」とはっきり伝えましょう。このとき、少しでも興味を持つような素振りを見せると相手が勧誘を続けてしまうため、曖昧な態度はとらないようにしてください。

もしくは、完全に無視するのもいい方法です。話を聞く素振りを見せなければ、相手も勧誘を諦めてくれます。興味がない態度を明確に示しましょう。

また、金銭的に申し込めないことを伝えてもいいと思います。「現在、経済的に厳しいため、申し込みは難しい」と正直に話してみてください。この理由であれば、さらに追求することなく、引き下がってくれるはずです。

Q4. ウォーターサーバーのランニングコストにはどんなものがありますか?

ウォーターサーバーによって違いはありますが、ざっくり以下のようなランニングコストがかかります。

  1. 水代
  2. レンタル料
  3. 電気代
  4. メンテナンス費用
  5. 配送料
  6. 解約手数料

1. 水代

ウォーターサーバーを使用する際の基本的なコストです。水のボトル代は、メーカーや容量によって異なりますが、一般的には0円~4,000円程度です。

2. レンタル料

一部のウォーターサーバーは、サーバー本体のレンタル料がかかります。無料で提供される場合もありますが、有料の場合は月々8,000円程度かかることがあります。

3. 電気代

ウォーターサーバーは冷水と温水を常に提供するため、電気代が発生します。平均的なウォーターサーバーの電気代は、月々500円~1,500円程度です。省エネタイプのサーバーを選ぶことで電気代を節約することも可能です。

4. メンテナンス費用

サーバーの定期的なメンテナンスやフィルター交換が必要な場合、別途費用が発生します。メンテナンス費用は、0円から月額500円程度かかることがあります。

5. 配送料

水のボトルを配送してもらう場合、配送料がかかることがあります。多くの業者では一定量以上の注文で配送料無料としていますが、少量注文の場合は配送料がかかることがあります。

6. 解約手数料

契約期間中に解約する場合、解約手数料が発生することがあります。解約手数料は契約内容によりますが、5万円以上かかる場合もあります。

Q5. トラブルが発生した場合の対処法は?

トラブルによって違いはありますが、ざっくり以下のような対処法が挙げられます。

  1. 契約内容を再確認する
  2. 業者に連絡する
  3. 消費者相談窓口に相談する
  4. クーリングオフ制度を利用する
  5. 問題の記録を保管する
  6. 法的手段を検討する

1. 契約内容を再確認する

契約時にサインした書類や契約書を見直し、契約条件や期間、解約金の有無、サービス内容を確認しましょう。契約内容に違反している場合、業者に指摘する根拠となります。

2. 業者に連絡する

問題が発生した場合、まずは契約しているウォーターサーバー業者に連絡して状況を説明しましょう。多くの場合、カスタマーサポートが問題解決に向けて対応してくれます。電話やメールで連絡し、必要ならば問題の証拠となる写真や記録を添付しましょう。

3. 消費者相談窓口に相談する

業者との交渉がうまくいかない場合、消費者相談窓口に相談することを検討してください。日本の場合、「消費者ホットライン」や「国民生活センター」があります。これらの機関は、消費者の権利を守るための助言や仲介を行ってくれます。

4. クーリングオフ制度を利用する

契約後に問題が発覚した場合でも、一定期間内であればクーリングオフ制度を利用して契約を解除できることがあります。ウォーターサーバー契約の場合、通常8日以内に書面で通知すればクーリングオフが可能です。契約書にクーリングオフの条件が記載されているはずなので、確認しておきましょう。

5. 問題の記録を保管する

トラブルの詳細を記録し、証拠を保管しておきましょう。日時、内容、対応者、対応内容などをメモしておくことで、後々の証拠として役立ちます。また、メールやチャットの履歴も保存しておくと良いでしょう。

6. 法的手段を検討する

どうしても解決しない場合は、法的手段を検討することもあります。弁護士に相談し、法的に適切な対応を確認することができます。

Q6. 申し込みから設置までにどのくらい日数がかかりますか?

ウォーターサーバーの申し込みから設置までにかかる日数は、主に以下のような要因によって変動しますが、一般的には以下のような期間が必要です。

1. 申し込みから確認まで

通常、ウェブサイトや電話での申し込み後、1~2営業日以内に申し込みの確認連絡が来ることが多いです。この連絡で設置日程の調整が行われます。

2. 在庫状況と地域による差

在庫状況や申し込み地域によっても日数が変わります。都市部であれば、在庫が豊富で配送もスムーズなため、早ければ2~3日で設置されることがあります。地方や離島の場合、配送に時間がかかるため1~2週間程度かかることがあります。

3. 設置日程の調整

申し込み時に希望する設置日を選ぶことができる場合がありますが、業者のスケジュールによっては希望日が満員で、さらに日数がかかることがあります。通常は申し込みから3~7日以内に設置が完了するケースが多いです。

4. 設置作業

設置自体は業者によって異なりますが、多くの場合、1時間以内で完了します。設置作業は、専門のスタッフが行うため、設置日には自宅にいる必要があります。

ウォーターサーバーの申し込みから設置までにかかる日数は、平均的に3~7日程度です。ただし、地域や在庫状況、業者のスケジュールによって異なるため、具体的な日数を知りたい場合は、申し込み時に確認するのが最善です。

参考情報を基に計画を立て、申し込みから設置までの期間を見積もることができます。

Q7. 引っ越しした場合でも無料で設置してくれるのですか?

ウォーターサーバーの引っ越しに際しての設置については、各業者によって対応が異なる場合があります。以下に、一般的な対応と、具体的な業者ごとの対応例を示します。

  • 一般的な対応

無料での設置移動

多くのウォーターサーバー業者は、引っ越しの際に無料で設置移動を行ってくれる場合があります。これは、契約時のサービスの一環として提供されていることが多いです。

事前連絡が必要

引っ越し前に、業者に引っ越しの旨を伝える必要があります。これにより、新しい住所にスムーズにサーバーを設置する手配ができます。

再設置の費用

一部の業者では、引っ越し先での再設置に際して追加費用がかかる場合があります。事前に確認することが重要です。

  • 具体的な業者ごとの対応例

1. クリクラ

クリクラでは、引っ越しの際に無料でサーバーを再設置してくれるサービスを提供しています。ただし、引っ越し先が配達エリア外の場合は対応できないこともあります。

2. プレミアムウォーター

プレミアムウォーターでは、引っ越しの際に無料で再設置を行ってくれますが、引っ越し先の住所を事前にカスタマーサポートに連絡しておく必要があります。

3. コスモウォーター

コスモウォーターも引っ越し時の再設置を無料で行ってくれる業者の一つです。ただし、引っ越し先が対応エリア外の場合や、特別な事情がある場合は例外となることがあります。

  • 注意点

引っ越し先の確認

引っ越し先が業者のサービスエリア内であるかを確認することが重要です。エリア外の場合、再設置ができないことがあります。

事前の準備

引っ越しの際にサーバーを適切に梱包し、引っ越し業者に扱い方を伝えるとスムーズです。

水の在庫

引っ越し前に水の在庫を確認し、無駄なく使い切るか、新しい住所での再注文を考慮することが必要です。

多くのウォーターサーバー業者は引っ越し時に無料で再設置を行ってくれますが、事前連絡が必要であり、業者の規定や引っ越し先の地域によって対応が異なることがあります。引っ越しを計画している場合は、事前に業者に連絡し、必要な手続きを確認することが重要です。
 

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