6.投資信託の運用実績のチェックは「週に数回」の人が32.9%で最も多い
投資信託の運用状況の確認頻度について質問したところ、「週に数回」と回答した人が最も多く32.9%、これに「毎日」と回答した人が25.6%、「月に数回」と回答した人が25.1%、「ほとんどしない」と回答した人が16.4%でした。
投資信託は、細かい日々の運用をプロに任せる仕組みです。毎日チェックしている人も一定数いますが、基本的には気になったときに確認してみるといった形で、あまり時間をかけない人が多いものと考えられます。
7.投資に回す月あたりの資金は「3万円~5万円未満」が最も多く26.1%
投資信託を運用している人が月あたりの投資に回す資金は、割合が多い順に並べると以下のような結果となりました。
・3万円~5万円未満:26.1%
・1万円~3万円未満:22.2%
・1万円未満:17.4%
・5万円~10万円未満:16.9%
・20万円以上:9.2%
・10万円~20万円未満:8.2%
最も多いのが「3万円~5万円未満」で、これに「1万円~3万円未満」、「1万円未満」が続くという結果となりました。上位3つを合計すると65.7%で、投資に回す資金が月あたり5万円未満の人が過半数となっています。
ちなみに、新NISAではつみたて投資枠のみで年間120万円(月あたり10万円)あります。そのため、仮に全額を投資信託の積立投資に回すと仮定しても、多くの人が余裕を持って非課税投資を行える状況にあるといえそうです。
まとめ
今回の調査結果をまとめると以下の通りです。
・インデックス型(国際株式・国内株式)を中心に、種類を絞って投資信託を保有しているのが主流
・基本的に、投資信託の運用に多くの時間を割くことはない
・投資に回す資金は月あたり5万円未満の人が6割で、新NISAの年間投資枠に余裕がある人が多い見込み
この結果を見てみると、投資信託をどのように運用している人が多いのか、具体的にイメージしやすくなったのではないでしょうか。2024年1月に新NISAが始まって以降、投資信託の運用傾向にどのような変化が見られるのか、今後の動向が注目されます。