定年退職金の平均額「47都道府県」すべてで2,000万円超え
総務省『令和5年地方公務員給与実態調査結果等』によると、47都道府県の職員(一般行政職)の60歳の定年退職金の平均額が最も高いのは「静岡県」で2,307.1万円。続く「愛知県」は2,291.6万円。「滋賀県」「東京都」「栃木県」と続きます。一方で最も定年退職金の平均額安いのが「北海道」で2,027.6万円。続く「石川県」は2,047.5万円。「富山県」「長崎県」「福井県」と続きます(関連記事:『都道府県別「公務員の平均給与」1~47位…市区町村別トップ100も発表<令和5年地方公務員給与実態調査>』)。
都道府県の職員であれば、60歳まで勤め上げれば、2,000万円を超える退職金を手にできるといえそうです。
一方で全職員の平均退職金額が高かったのは「秋田県」で1,873.8万円。「三重県」「徳島県」「栃木県」「高知県」と続きます。一方で最も低かったのが「沖縄県」で455.8万円。「福井県」「愛知県」「千葉県」「熊本県」と続きます。
【都道府県「公務員(一般行政職)の平均定年退職金」上位5】
1位「静岡県」2,307.1万円/1,661.5万円
2位「愛知県」2,291.6万円/973.8万円
3位「滋賀県」2,275.0万円/1,590.6万円
4位「東京都」2,273.1万円/1,228.3万円
5位「栃木県」2,272.3万円/1,739.2万円
※数値左より60歳定年退職者の平均退職金/全退職者の平均退職金
さらに政令指定都市を含む、全国式町村の60歳定年退職金についてみていくと、最も平均額が高いのは「福岡県柳川市」で4,433.6万円。「東京都町田市」「群馬県館林市」「滋賀県栗東市」「東京都狛江市」と続きます。また定年者がいなかった市区町村を除き、60歳の定年退職金の平均額が最も低かったのは「栃木県那珂川町」で100.6万円。「北海道室蘭市」「岩手県山田町」「北海道名寄市」「佐賀県基山町」と続きます。
【全国市区町村「公務員(一般行政職)の平均定年退職金」上位5】
1位「福岡県柳川市」4,433.6万円
2位「東京都町田市」3,131.6万円
3位「群馬県館林市」3,101.8万円
4位「滋賀県栗東市」2,704.4万円
5位「東京都狛江市」2,703.7万円
ちなみに国家公務員の定年退職金は常勤職員(対象1万4,283人)で2,112万2,000円。一般職にあたる行政職俸給表(一)適用者(対象4,086人)で2,111万4,000円。地方公務員とほぼ変わりません。