お金を貸した側の主張…督促したいが言い出しにくい
いまなお、大きく報道されているドジャース・大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏の違法疑惑報道。果たして450万ドル、日本円にして6億8,200万円は、どのように盗まれたのか……憶測が憶測を呼んでいます。
その影響からか、大谷選手の不調も聞こえてくる始末。早く騒動が収まることを願わざるを得ません。
今回は盗難という事件ではありましたが、よく「親しい中でもお金の貸し借りはやめなさい」と親には言われたもの。しかし、仲の良い人に借金を頼まれたら……無下に断ることはできないという人も多いのでは。
株式会社モデル百貨/「MoneyGeek」が、お金を貸したことのある1,000人を対象にしたアンケート調査によると、貸した相手で最多は「友人・同僚」で50.9%。続いて「親」が43.2%。「兄弟姉妹」「恋人」「先輩」と続きます。
また「最も多く貸した相手にいくら貸したか?」の問いで、最多は「1万~3万円未満」で14.5%。続いて「1,000~5,000円」で13.5%。お金を貸したとはいえ、少額が多くを占めるなか、「50万円以上」が11.1%、「30万~50万円」が9.6%と、大金を貸した経験のある人も。これらの人が平均値を押し上げ、貸した金額の平均は実に36万2,870円となりました。
さらに相手別に貸したお金の平均額をみていくと、最も多かったのが「彼氏」で75万7,195円。「子ども」「親戚」「兄弟姉妹」と続きます。やはり惚れた弱み、といったところでしょうか。
貸したお金の行方はどうなったのか……「全額返ってきた」が57.8%と半数を超え、少々安心を覚えましたが、一方で「返金はまったくない」が16.5%と、6人に1人の水準。また「返金に関して督促したか」の問いには、「督促しなくても返してもらえた」が最も多く41.1%。一方で、「督促したが返してもらっていない」が8.5%。さらに「督促したいが言い出しにくい」が7.4%。返さない側が悪いのは当然ながらも、「なんでお金を貸したりするの!」と、理不尽な怒られ方をされそうな人も少数派ながらもいるようです。