先輩社員の言葉に「年収1,000万円の壁」は超えられないと思った
大企業と中小企業の間に広がる大きすぎる給与差。しかし男性は、「それは平均。中小企業だって上を目指せば、年収1,000万円も超えられるはず」と、意思を貫いたといいます。
大卒サラリーマンの給与分布をみていくと、月収の中央値は34.7万円。年収1,000万円を超えてくるだろう月収65万円超えは、大卒サラリーマンの6.5~11.9%とトップクラス。実は大企業であろうと、中小企業であろうと、企業の上位クラスに入れば年収1,000万円超えは叶い、逆の見方をすると、大企業で働こうと、上位クラスに入らなければ高給取りにはなれない、ということになります。
そんな思いを抱いて入社した会社でしたが、最近は転職を考えているといいます。きっかけは社長の交代だったといいます。
――社長が交代したのですが、関連会社の出身で。どうも管理職はすべて、その関連会社から出向してきていることが分かったんです
このような人事が行われていることは、入社してから知ったと男性。しかし、しっかりと成果を残せば、いずれは上にいけると信じていたといいます。しかし、先輩社員の言葉で頑張って上を目指す気が失せたといいます。
――俺らは一生役職になれないよ。上の会社の出向先と決まっているのだから
前例を覆すことが、どれほど難しいことなのか、社会人になってから痛いほど分かったと男性。このままこの会社で頑張っても、課長どまりが見えてしまいます。
――このまま、この会社にいても意味がないな
――サラリーマンである以上、上を目指したい
高見を目指し、30代になる前の転職を目指しているといいます。
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