営業やマーケティング、企画などの担当業務を持つ人材が、全社横断の「プロジェクトチーム」に抜擢された場合、どんな姿勢で仕事に向き合うべきでしょうか。本稿では、東京エグゼクティブ・サーチの代表取締役社長・福留拓人氏が、若手~中堅のビジネスパーソンに向け、プロジェクトとの向き合い方について解説します。
全社横断の「プロジェクト」と日々の「担当業務」…ビジネスパーソンはどう折り合いをつけるべきか?【キャリアのプロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

キャリアアップを実現した人の多くは「プロジェクト」で結果を残している

今回はもしも社内で何らかのプロジェクトチームに抜擢されたらどうするべきか、という若手~中堅向けの話題について考えてみます。

 

会社では、いろいろなテーマでプロジェクトチームが横断的に動いていることでしょう。規模の大小はあれ、プロジェクトチームというのは一般的には経営トップを中心に、新規事業の立案や企画、既存事業の立て直しなどの重要な目標に向かって優秀な人材を結集させて立ち向かう位置づけのものです。

 

会社組織においてキャリアアップを果たした人は多くの場合、どこかでプロジェクトチームに参加し、それなりの結果を残しています。ここで重要なことは、プロジェクトチームに加わるチャンスがあれば、自薦・他薦を問わず、積極的に参加すべきだということです。

 

プロジェクトはキャリアアップを考えている人には必要不可欠の取り組みです。なぜならプロジェクトチームは多くの会社で昇進のための登竜門のような位置づけになっているからです。もちろん参加したくて挙手しても認められないこともあるでしょう。しかし、あきらめずに指名があるまでチャレンジしたいものです。