世の中、学歴ではないといわれて久しいですが、社会人の多くが実感しているのは、なんだかんだいって「学歴はすごく大事」だということ。だから我が子には、少しでも“良い学校”に行くために何でもしてあげたいと思うのでしょう。そんな親の思いから中学受験への関心は高まるばかりです。なかでも「中学受験するのが当たり前」といわれる東京都23区。最新の私立中学受験率をみていきましょう。
東京都23区「私立中学進学率」最新ランキング…1位と23位の「受験格差」わずかに縮小も、結局は「親の収入」か? (※写真はイメージです/PIXTA)

東京都23区「私立中学進学率」20%まであと一歩

東京都教育委員会『令和5年度公立学校統計調査報告書』によると、令和4年3月に東京都の公立小学校を卒業したのは9万8,518人で、前年度より279人増加しました。近年、東京都の公立小学校の卒業生は増加傾向にあります。

 

そのうち都内の中学校に進学したのは、9万6,575人。さらに私立中学校に進学したのは1万9,521人で、昨年よりも496人増加。また全体に占める割合は19.81%。昨年よりも0.5ポイント程上昇し、5人に1人は中学受験をして私立中学校に進学をしています。

 

過去5年間の数値をみていくと、「2019年:17.92%」→「2020年:18.44%」→「2021年:18.71%」→「2022年:19.37%」→「2023年:19.81%」と、一貫して微増を続けています。

 

また男女別にみていくと、男児の卒業生5万0,893人に対し、私立中学進学者は9,537人で、進学率は18.67%。対し、女児の卒業生4万6,599人に対し、私立中学進学者は9,984人で、進学率21.05%。私立中学女子校の充実もありますが、東京都の私立中学受験において「男児<女児」という結果になっているようです。

 

さらに国立の中高一貫校や都外の私立中学を選択する子どもたちの数も考えると、実際に中学受験にチャレンジした親子はさらに多くなるでしょう。

 

主要駅前はもちろん、至る所に中学受験対応の進学塾が乱立する東京都において、中学受験をすることは当たり前のこと。とはいえ、23区内でも受験熱には差があります。

 

東京都23区の私立中学進学率、上位3区をみていきましょう。

 

まず3位は「東京都港区」で卒業生1,587人に対して、私立中学進学者は674人。進学率は42.47%でした。昨年が44.69%だったので2ポイントほど下落、順位もひとつ落としました。区内には男子御三家のひとつ「麻布中学校」や私立の雄である慶應義塾大学の三田キャンパスに隣接する「慶應義塾中等部」など、10以上の私立中学が立地します。また「東京3大名門公立小学校」と称される小学校のうち、南青山の「青南小学校」、白金台の「白金小学校」と2校が港区に点在。東京23区のなかでも、教育熱の高い地域として知られています。