東京オリンピック開催に伴う再開発が進み注目が集まった江東区。昨今はタワマンが多数建つ「豊洲」など、憧れをもって語られることも多いエリアです。今回はそんな江東区の住みやすさをデータとともにご紹介します。
豊洲のタワマンが人気だが…「東京都江東区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京⑦】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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江東区の住みやすい街5選

江東区の中でも住みやすい街を厳選して5か所紹介していきます。繁華街へのアクセスも抜群でありながら、住宅環境としても整ったエリアなので、住むのにぴったりな街がきっと見つかるはずです。

 

【有明】のどかな空気が流れる開発が進む街

 

 

2020年東京五輪の競技場が集積するエリア。大会閉幕後はスポーツやコンサート施設などとして改修・活用されると同時に、ホテルなどの大型複合開発が進められています。最寄り駅はゆりかもめとりんかい線のみで、交通の便は比較的よくないものの、その分のどかでゆったりとした雰囲気が流れる地域です。インフラが整っているので、エリア内で生活を完結できる点も特徴。タワーマンションが多くたち並びます。

 

【地名の由来】

昭和36、37年に10号埋立地の一部を深川有明町(一丁目~五丁目)とし、昭和43年4月1日、住居表示制度実施により現町名となりました。有明とは、「有明の月・有明の灯…」などとも言われ、夜明けに残る月のようすであるが、すがすがしさを感じさせます。

 

【豊洲】豊洲新市場の始動や開発で進化を続ける

 

 

有楽町線で有楽町駅や永田町駅まで10分前後でアクセス可能なこの地域。20年ほど前から一帯の開発が進められており、現在もいくつの開発計画が進行中です。2020年には、ららぽーと豊洲の隣にオフィス・創業施設・ホテルなどの複合施設「豊洲ベイサイドクロス」がオープン。5丁目の一角では、1,152戸の住宅を含む複合施設「ブランズタワー豊洲」が建設されています。築地の移転に伴い、豊洲市場に老舗飲食店も移転。新市場に面した一帯ではホテル・オフィス・店舗などの複合開発も進んでいます。

 

【地名の由来】

昭和12年7月、この埋立地に町名が設定され、将来の発展を願って豊かな洲となるよう命名されたものと言われます。

 

【清澄】広大な清澄庭園の周辺にはカフェやギャラリーが点在

 

 

2000年の都営大江戸線の開通に伴い開業した清澄白河駅周辺のこの地域。2003年には延伸で半蔵門線が利用可能になり、大手町駅まで約8分でアクセス可能に。両路線とも始発電車が利用できるため、通勤にも便利でしょう。街の半分近くには、回遊式日本庭園の清澄庭園や清澄公園が広がります。公園の間には、レトロな雰囲気が魅力の深川図書館があり、地元民はもとより、多くの人が蔵書を求めて訪れます。東京都現代美術館やギャラリーも周辺に点在しており、街全体を通してがアートな雰囲気を漂わせる地域です。

 

【地名の由来】

寛永六年(1629年)ごろ、この辺の干潟を開拓した八人のなかに弥兵衛という人がいました。弥兵衛がこの町の祖で、はじめは弥兵衛町と言われていました。元禄八年(1695年)の検知の時に改めて清住町となりました。清住とは、地形が安房国の清済(清澄)に似ていることからつけられたと伝えられています。また、彼の出身が安房国(千葉県)清澄村(鴨川市)だったため、その名がついたとも。

 

【大島】人情味あふれる川沿いの街

 

 

江戸川区と接する区内北部のエリア。最寄り駅の西大島駅、大島駅、東大島は、都営新宿線上にあり、新宿まで1本でアクセスすることが可能。大島駅から徒歩3分ほどの場所から続く「サンロード中の橋商店街」は100年もの歴史を持ち、特に15時から20時までの歩行者天国の時間は多くの買い物客で賑わいます。

 

【地名の由来】

江戸時代の正保(しょうほう)(1644~47年)ごろ、海岸の低湿地を開発して村が作られ、約250年前の「元禄図」に初めてその名が出ています。当時比較的大きな島であったので、この地名がつけられたといわれます。呼び名は「おおしま」ではなく「おおじま」と濁音で呼ぶよう、弘化(こうか)四年(1847年)改版「江戸町鑑(えどまちかがみ)」で強調されています。

 

【森下】地域に密着した小売店が立ち並ぶ住みよい街

 

 

墨田区に隣接する区北西部のこのエリアは、小型スーパーや個人経営のショップやカフェが立ち並ぶ利便性の高い住宅街。最寄り駅の森下駅は都営大江戸線と都営新宿線が乗り入れており、都心へのアクセスも抜群です。漫画『のらくろ』の作者・田河水泡としても知られており、街のあちこちにキャラクターが登場します。

 

【地名の由来】

昔は深川村の一部であったが、江戸時代の前期(1660年頃)、次第に町屋が建てられました。当時、この地の酒井左衛門尉の下屋敷に樹林が繁茂していて、周囲の町屋は森の下のようであったから森下と呼んでいたとのこと。

新旧入り混じる江東区で、あたたかな暮らしを!

再開発が進む沿岸部ではタワーマンションが立ち並ぶ一方で、区北部では下町情緒残る街並みが続く江東区の住みやすさについて、データとともにご紹介しました。医療施設数や待機児童など、まだまだ対策が必要な部分もあるものの、住みよい区になるための今できる限りの対策がとられています。広大な公園が広がり、のどかな時間が流れる江東区は、ペット連れやファミリー層におすすめのエリアと言えるでしょう。

 

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