東京オリンピック開催に伴う再開発が進み注目が集まった江東区。昨今はタワマンが多数建つ「豊洲」など、憧れをもって語られることも多いエリアです。今回はそんな江東区の住みやすさをデータとともにご紹介します。
豊洲のタワマンが人気だが…「東京都江東区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京⑦】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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江東区の基本データ

[図表1]
 

東京オリンピックに伴う再開発の影響もあり、安定した人口増加が見られている江東区。面積が広く、都心から少し離れていることもあり、人口密度は比較的低めです。緑と水が豊かで、開放的な街並みが広がります。昼間人口が多い区が多い14区内では、比較的夜間人口が多い傾向にあり、住宅街としての需要が高いことが分かります。

江東区の特徴

東京オリンピックの影響で開発が進んだ江東区。まずはそんな江東区の押さえておきたい特徴をご紹介します。

 

新旧の魅力が詰まった先進の湾岸ベイエリアと歴史ある深川

 

 

近年発展著しい豊洲や有明などの湾岸エリアは、今もタワーマンションをはじめとする開発が進行中。オフィスや大型ショッピングモールなどが揃い、計画的に街づくりが進められています。

 

地下に電線類が埋設されて電柱がない、すっきりとした景観が特徴。広々とした車道、移動しやすくフラットで幅の広い歩道なども整っています。一方、内陸側では都営新宿線・大江戸線の森下駅から東西線門前仲町駅にかけての深川エリアに注目。東京駅から約5㎞圏内というアクセスの良さや、清澄庭園、運河など水・緑の豊富さで根強い人気を誇っています。

 

江戸時代初期まで遡る歴史をもち、当時の面影と下町情緒が渾然となった住宅地にも注目が集まります。

 

待機児童解消に緊急対策を実施

 

 

タワーマンションの増加で児童数が急増した同区では、待機児童の解消対策に力を入れています。具体的には、認可保育所・認証保育所の増設。実際に、2017年4月1日時点で322名いた待機児童数は、2018年には76名と大幅に減少しました。

 

この対策の目玉の一つが、全国初の試みである「江東湾岸サテライト保育事業」。保護者ニーズの高い場所にやや小規模なサテライト施設(分園)を設けて、そこから一部の園児のみ既存の大型施設(本園)にバスで移動するというものです。保護者の利便性と保育場所の確保の両立を目指し、積極的に保育所の増設が進められています。

 

また、区立保育園では、在宅で子育てをしている保護者に対して、遊び場の提供やイベントへの参加を促す支援活動を実施。2011年からは「マイ保育園登録制度」を開始し、より気軽に悩み相談できる場として「かかりつけ保育園」の登録を開始しました。

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