スマホの機種は型落ちを選ぶ
高額な機種代のローンが常に家計を圧迫するリスクを避けたければ、型落ちの安い機種を選択するのが最適解です。
格安機種代はトータルいくらで毎月いくら払うのか? 毎月の支払い金額だけに目を奪われるのではなく、スマホ本体のトータル金額と自分の収入を冷静に見つめ直すことが必要です。
近年ではSIMフリーの機種も多く出回っています。通信業界の今後の進化を考えると、本体と通信は分けて考え、本体は自分に最適なモデルを、通信は時代と自分の使い方に合った格安のプランで乗り換えていくのもひとつの方法です。
本体買い替えの際は、ギガ数制限なしのプランでWi-Fiを持たない選択も含め、SIMフリーの型落ち機種から検討をはじめましよう。
ほったらかしにしない
一度契約したらほったらかしになりがちですが、前述したとおり、あっという間に2年が経過していたり、無料のサービス期間が終わっていることがあったりするため、マメなチェックが必要です。
・割引が終わっていないか?
・無料のサーピスが有料になっていないか?
・2年目から料金が上がるプランになっていないか?
・家族割、光プランなど、使える割引がないか?
・祖父母を含めた家族がWi-Fi変更などで割引が使えないか?
など、ショップで確認するとともに、家族間の携帯キャリアやWi-Fiの状況も確認します。
結婚などで名前が変わった場合も、マイナンバーカードで事前登録すれば街のコンビニで戸籍謄本を取ることができます(対応していない市町村あり)。離れた家族でも簡単に家族申請ができるので、面倒がらずに手続きしましょう。
料金チェックをマメにする方法
携帯料金は毎月ショートメールや登録したアドレスに利用料金のお知らせが届きます。案内が届いたら後回しにせず、必ず料金に目を通しましょう。
利用料金の案内を見逃した場合も、クレジットカードやQRコード決済の引き落とし案内で(後述する「家計簿アプリで円満な暮らし」でお伝えします)必ず見返す習慣をつけます。
たとえ数千円でも固定費の出費を抑えるのが上手なお金の回し方です。月にわずか500円の通信費削減でも、4人家族で月2000円、年間2万4000円ものお金が浮きます。少しでも下げる方法はないか検討し、ムダな出費を減らしましょう。
ポイント
通信費は一度決めると下げることは難しい。上手に機種を選び明細をマメにチェックして固定費を下げよう
いとう あこ
お金と暮らしのコンサルタント
ママのための金融リテラシー講座主催
※本記事は『今あるお金で幸せに暮らすお金の回し方』(ごきげんビジネス出版)一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】