(※画像はイメージです/PIXTA)

今後さらなる人口減少による深刻化する空き家問題。余る家が増え続けると、不動産購入にはより慎重な検討が必要になります。これまでは購入して住むだけが目的だった家も、今後は住むだけではなく付加価値を付けることへの重要性が高まります。本記事では、いとうあこ氏の著書『今あるお金で幸せに暮らすお金の回し方』(ごきげんビジネス出版)より、今後の不動産購入で考えるべきことについて解説します。

家を買ったら「住むだけで終わり」ではない!

住まい選びは人生において、大きなウエイトを占める大切なテーマです。今後さらなる人口減少により、家余りがすすみます。たとえ生活に余裕があったとしても、不動産を購入する際は、以前にも増して慎重な検討が必要です。ローンを組んで不動産を購入し家族が住むだけで終わりだなんて、本当にもったいない話です。不動産に付加価値をつけ、持ち家のメリットを最大限活かしましょう。

 

不動産購入の際にイメージすべきこと

将来結婚するのか? 

子どもはどうするのか? 

教育投資はどうするのか?

 

これらを見極めてからの購入となると、人生でいちばん出費のかさむ時期と不動産購入が重なります。見切り発車でローンを組んでしまうと、思わぬ収入減で取り返しのつかないことにもなりかねません。

 

より安心に不動産を手に入れたいのであれば、購入したい物件がお金を生み出してくれるかどうか? お金を稼いでくれる不動産なのか? 具体的にイメージしながら行動することが大切です。

 

住みながら不動産で稼ぐ方法

不動産に付加価値をつける=不動産に働いてもらう具体的な方法として、

 

・駐車場だけ貸すなどの敷地の一部を利用する

・留学生などを受け入れる

・自宅の1室を貸す(サロン、お稽古教室など)

・自分で教室や事業をはじめてスペースを活用する

 

など、自分が住みながら稼いでもらう方法は複数考えられます。

 

購入するなら駅近の物件郊外の庭付き

一戸建てに住む友人の話です。「老後は古くてもいいから駅前のマンションに住みたいわ〜」高齢になりバスやタクシーを利用することを考えると、元気なうちに住み替えしたくなる気持ちは十分に理解できます。

 

若い世代が転入してくる街は、空き家がそれほど多くありません。裏を返せば、購入した物件が今後売れる可能性があるということ。万が一の時には買い手がつく可能性が大きく、安心感があります。

 

家余りの時代に投資する価値があるのは駅近の物件です。金額との兼ね合いで候補に上がるのは、古くて狭い物件になるかと思います。古い物件はもちろんリスクではありますが、価値が下がりにくい掘り出し物ともいえます。

 

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今あるお金で幸せに暮らすお金の回し方

今あるお金で幸せに暮らすお金の回し方

いとう あこ

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