男性の育休率、初めて3割突破! そんなニュースが話題となりました。いまや男性も育児に参加するのが当たり前の時代。しかし、そんな光景を他人事のようにみている人たちも。みていきましょう。
月収39万円・30代の大企業サラリーマン「育休取ります!」と宣言…思わず苦笑いする中小企業サラリーマンの「残念な給与額」 (※写真はイメージです/PIXTA)

政府も進める男性の育児参加…男性の育休率は急増

明治安田生命保険相互会社が行った0歳~6歳の子どもがいる既婚男女(有効回答1,100人)に行った『子育てに関するアンケート調査』。男性の育休取得率・日数ともに過去最高を記録したといいます。

 

男性の育休取得率は30.8%と、昨年より7ポイント以上も上昇。政府は2025年までに男性育休取得率50%を掲げていますが、順調に推移しているといえるでしょう。

 

【男性の育休取得率と日数】

●育休を未取得…58.7%

●育休を取得…30.8%

・1日~1週間未満:8.5%

・1週間~1ヵ月未満:11.3%

・1ヵ月~3ヵ月:6.3%

・3ヵ月~半年未満:2.9%

・半年以上:1.9%

●取得必要がなかった…10.5%

 

育休を取得した理由を聞いていくと、育児参画意識の高い理由が上位2つを占め、これらを挙げた人たちの育休取得日数は平均61日。約2ヵ月に達しています。

 

【育休を取得した理由】

●育児は妻だけでなく自分も参加しないといけないと思ったから…25.0%

●子どもが小さいうちに育休を取得し、育児に参加したかったから…12.5%

●給与が減少するものの、短期間のため影響がなかったから…11.9%

●利用するための職場の理解がすすんでいるから…10.7%

●職場を離れても仕事のスキル・経験に支障が出なかったから…10.1%

 

一方で、育休を取得できなかった理由として多く聞かれたのは金銭的不安。そして職場の無理解などです。

 

【育休を取得できなかった理由】

●給与が減少するなど、金銭的な面で取得しにくかった…27.8%

●利用するための職場の理解が不足している…13.1%

●長期職場を離れ、仕事のスキル・経験に支障が出るため…9.7%

●理想の育休を取得できる国や企業の制度があることを知らなかった…9.4%

●配偶者が育児をするため、育児の人手が足りている…9.4%

●長期職場を離れ、職場に戻る際の周囲の雰囲気に不安がある…7.2%

●昇進などに弊害があるため…4.1%