海外の投資家の資産運用を手掛けるプロフェッショナル
2005年設立。ファンド組成および運営管理・信託受益権売買の仲介が主たる事業。主な顧客は海外の投資家であり、中国、香港、台湾、シンガポール、タイなどアジアの企業が多くを占める。
2013年に倉本達人氏が代表取締役に就任して以降、太陽光発電所の開発のためのファンドを組成し、その運用を手掛ける業務を開始。国の固定買い取り制度を利用して、着実にリターンが見込める金融商品として、海外投資家から多額の出資を集めた。
こうした太陽光発電ファンド事業を展開するなかで、SBIマネープラザとの関係を強化。ミナトマネジメントは太陽光発電所の開発段階からの投資、売電事業の管理・運営および設備の売却による投資家へのリターンの最大化を目指していたことから、完成・運転開始後の太陽光発電所ファンドの取り扱いを行うSBIマネープラザのビジネスモデルと合致。
2つの太陽光発電所についてSBIマネープラザと協働で取り扱いを行う。投資家向けの説明会および販売営業も共同で進めることで、合計約20億円の出資を集めることに成功した。
この成功体験をもとに、「船舶を対象とするオペレーティング・リースに事業にかかるファンド(以下船舶ファンド)」の組成もSBIマネープラザと共同で推進。倉本氏が公認会計士・税理士で以前から船舶ファンドに精通していたことから、主にファンドの会計処理に関するアドバイザーとして、組成に携わることに。今回の船舶ファンドでは年次報告書の作成や税務・会計処理に関するサポート業務などを担当(詳細は連載『プロフェッショナルたちが語る「船舶ファンド」の最前線』参照)。
開発段階からの参画メンバーとして、主に船舶ファンド運用開始以降の投資家向けサポート全般を担うことに。それと並行して、SBIマネープラザの第2号ファンドの組成にも協力。今後は新規の船舶ファンド組成に関するアドバイザリー業務および投資家のサポートに加えて、SBIマネープラザとともに航空機のオペレーティング・リースに関するファンドの組成も着手する予定。
今回の船舶ファンド同様、税務面・資金効率面で、特徴のある、既存の商品とは一線を画した金融商品の開発を専門に行っていくという。