75歳からでも間に合う「資産形成方法」はあるのか?
周囲の資金繰りがどうなっているか気になったAさんは、ある日扶養家族をもつ会社の元同僚Bを誘い、思い切って老後のお金まわりについて話を聞きました。
すると、「現職中は収支がギリギリだったけど、子どもが大学を卒業して、住宅ローンも完済したあたりかな。65歳以降で少し余裕ができたから、それから投資をしているよ」と言います。
そういえば数年前に会った際も、「投資信託での運用がかなり順調だ」と言っていたBさん。Aさんは当時、「退職後のいまになって投資なんて、勉強も面倒だしそもそも怪しい」と一切耳を傾けませんでした。
Bさんは、毎月3万円してきた投資が10年で660万円※になり、ゆとりのある老後を送っているそうです。
※ 投資資金360万円、差益約300万円/税金は考慮せず。
計画的に貯蓄をして、資産運用を少しでもやっていれば……10年前に投資の話を素直に聞いていれば……Aさんは後悔が止まりません。
資産形成で代表的な「iDeCo」も「つみたてNISA」もAさんには不向き
現在75歳のAさんですが、いまからでも将来の資金準備は可能なのでしょうか?
代表的な老後に向けた資産形成方法といえば「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が挙げられますが、加入は65歳未満までという年齢制限があるため、Aさんが始めることはできません。
一方、つみたてNISAは年齢制限がないため、制度上75歳からでも始めることは可能です。
ただし、高齢の場合、長期間運用を続けることは難しいケースも多く、そうなるといざ使いたいときに資産が目減りしているという事態に陥ることがあります。
つみたてNISAのメリットといえば、「運用によって得た利益が20年間非課税となること」です。さらに、2024年からはこの非課税期間が恒久化されるのですが、高齢になればなるほど途中で運用できなくなる可能性が高まります。したがって、AさんがこれからつみたてNISAを始めたとしてもこのメリットを最大限享受できないことが考えられます。
こうなると、「運用で資産を増やす」のではなく「支出を抑える」ことで資産の寿命を延ばすしかありません。Aさんは、日々の食費や電気・ガス、水道代、交遊費の見直しによる収支の改善を固く決意しました。
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