後悔しています…年金月14万円「おひとりさま」を謳歌した75歳・独居老人の嘆き【FPの助言】

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後悔しています…年金月14万円「おひとりさま」を謳歌した75歳・独居老人の嘆き【FPの助言】
(※画像はイメージです/PIXTA)

内閣府『少子化社会対策白書』によると、2020年、50歳の時点で一度も結婚経験がない人の割合は、男性28.3%、女性17.8%でした。“おひとりさま”の場合、収入を自分の好きなように使えるため「お金について深く考えたことがない」という人も少なくありません。そのようななか、FP Office株式会社の渥美功介FPは「独居老人の老後破産リスク」について警鐘を鳴らします。事例を交えて詳しくみていきましょう。

まとめ…老後資金準備は「早めに」

Aさんのような事態に陥らないために、老後の資金準備は、事前にどんなことをしておけばいいのでしょうか?

 

たとえば、現在65歳未満であればiDeCoを選択し、強制的に資金を準備する仕組みを検討するといいでしょう。先述のように、2024年から拡充される「つみたてNISA」も有効です。

 

また、こうした資産運用に加え、公的年金の受給額を増やす方法を検討することも重要です。追納や、繰下げ受給で年金額を増やすという方法もあります。年金の追納の場合、年金の未納による空白期間を埋めることで年金額を増やすことが可能になります。

 

さらに、繰下げ受給で年金の受給開始時期を遅らせる方法もあります。受け取り開始時期を1年間遅らせることで、8.4%年金額を増額することが可能です。

 

いずれにせよ、Aさんのような事態に陥らないためには、ご自身のライフプランを見直し、それぞれの制度を理解したうえで最適な方法を見出すことが理想的です。

 

ご自身だけで考えるのが難しい場合は、ファイナンシャルプランナーをはじめとする「お金の専門家」に意見を聞きながら将来設計をすることをおすすめします。

 

 

渥美 功介

FP Office株式会社

ファイナンシャルプランナー

 

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本記事は、株式会社クレディセゾンが運営する『セゾンのくらし大研究』のコラムより、一部編集のうえ転載したものです。