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御茶の水【千代田区】…将軍の飲むお茶に使う湧き水に由来
御茶の水は、御茶ノ水駅を中心としたエリアを指す通称で、千代田区の神田地区の一部(神田駿河台や外神田)とその北西側の文京区湯島南部を含みます。教育機関や医療機関が多く、明治大学・日本大学・杏雲堂病院・東京医科歯科大学・順天堂大学などがあります。表記は主に地名の時は「御茶の水」、駅名は「御茶ノ水」と使い分けられます。「お茶の水」は、かつて御茶の水で創設され、現在文京区大塚にあるお茶の水女子大学の名前です。
この「御茶の水」という地名の由来は、いくつか説がありますが、一つの説によれば、御茶の水は「御茶の湯」という意味で、かつて神田川の渓谷の近くに、将軍のお茶用の水に使われた名泉があったことが由来とされています。現在の順天堂病院あたりにあった禅寺高林寺の庭内から湧き出た水で入れたお茶を、鷹狩に訪れた二代将軍秀忠に出したところ大変気に入り、それから毎日将軍に献上するようになったことから、寺は「御茶水高林寺」と呼ばれ、この一帯を「御茶の水」と通称するようになりました。この清泉は寛文元年(1661)に行われた神田川の拡張工事などで川底に沈んでしまいましたが、その名だけが残りました。
【御茶の水周辺のおすすめスポット】
◆神保町よしもと漫才劇場(旧神保町花月)
よしもと漫才劇場の東京版拠点。
◆マーチエキュート神田万世橋
万世橋の遺構を整備した商業施設。神田川を望めるオープンデッキも
◆神田神社(神田明神)
江戸の街を見守る総鎮守。江戸下町のシンボル的存在。神田祭を行う
◆秋葉原電気街
エレクトロニック・ゲーム・アニメ・マンガなどのオタク文化を発信する人気のスポット
後楽園【文京区】…名庭・小石川後楽園の名は「中国・北宋」の著から
後楽園と呼ばれるエリアは現在の文京区後楽一丁目~二丁目にあたり、その中心には、東京ドームや後楽園ゆうえんち、中央競馬のWINS後楽園などを含む一大レジャー施設や、「後楽園」の名の由来となる小石川後楽園があります。
都立庭園の小石川後楽園は国の文化財保護法によって、特別史跡および特別名勝の二つに指定される数少ない場所の一つです。御三家(尾張・紀伊・水戸)の一つ、水戸藩屋敷内の庭園で、江戸時代初期の寛永6年(1629)、水戸家の藩祖徳川頼房が起工し、二代藩主徳川光圀によって完成されました。この光圀とは、テレビの時代劇で有名な「水戸黄門」のモデルです。小石川後楽園の庭は、神田上水から引いた水で中心に池を造り、その周りに日本や中国の名勝を随所に設けた回遊式築山泉水庭園となっています。園名は徳川光圀が招いた中国明の儒学者、朱舜水(しゅしゅんすい)の意見を参考に、中国、北宋(ほくそう)の范仲淹(はんちゅうえん)著『岳陽楼記(がくようろうのき)』に記載されている語句「天下の憂いに先んじて憂え、天下の楽しみに後れて楽しむ」に基づいて名づけられました。
【後楽園周辺のおすすめスポット】
◆東京ドーム
読売ジャイアンツの本拠地。野球だけではなくコンサートや各種イベントも開催
◆野球殿堂博物館
野球に関する資料を展示した博物館。偉大な選手のバッドやユニフォームなど展示
◆東京ドームシティ
東京ドームに隣接する商業施設「ラクーア」やアトラクションや宇宙ミュージアム「TeNQ」、スポーツ施設など
◆スパラクーア
スパを中心としたレジャー施設。都内で天然温泉が楽しめるリラクゼーション空間
◆東京ドームホテル
東京の美しい夜景が一望できる高層ビル。巨人戦チケットとセットのプランもあり
◆小石川後楽園
江戸時代に水戸藩の屋敷内に造られた庭園。四季を彩る様々な植物が広がる都会のオアシス
◆文京シビックセンター
文京区役所が入る高層ビル。25階には無料の展望ラウンジがあり、晴れた日は富士山も望める
【住建ハウジング】
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