「もっと儲けたい」…株式投資を行っている以上、そうした感情を抱くのは当然です。しかし、思いのままに売買を繰り返していても、中長期的に成功をおさめ続けることはできないでしょう。本稿では、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏が、株式投資を行う際に冷静にコントロールすべき感情について解説します。
株で“勝ち続ける”ために…投資家がコントロールしたほうがいい〈3つの感情〉とは【株式投資のプロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

保有している銘柄がいつまでも停滞しているときの「焦り」

最後は、すでに株を保有している投資家について考えます。

 

現在保有している株がなかなか上がらないと、売りたくなるのは当然といえます。とくに相場全体が上がり調子であるにもかかわらず、自身の保有銘柄が停滞しているケースでは「どうしよう…ほかに乗り換えたほうがいいかな」という感情が湧き上がってくるものです。

 

これもまた、抑制すべき感情です。

 

過去、その銘柄を買ったときとは判断基準が変わり、「買ったのが間違いだった」「いまなら買わない」と判断できるのであれば、成行でもいいので速やかに売ってしまったほうがいいかもしれません。ただ、そういった確固たる理由もなしに、自身が抱えている不安を解消することだけを目的に売ってしまうのは、避けるべきです。

 

株価が上昇するのは、その株に対する需要が増えるからこそ。ほかの投資家が買おうと思わなければ、上がらないのです。そしてほかの投資家の動向は自身で操作できるものではありませんので、そのときがくるまで、とにかくじっと待つしかないのです。

 

こうした感情のコントロールができない投資家は、安値で売るということを繰り返してしまいがちです。

 

株式投資で利益を得たいならば、焦りは禁物です。とくに、過去その銘柄に買い注文を入れたときの判断理由を完全に否定できない限りは、値上がりするまで待つという忍耐力が必要であり、「ちっとも上がらないから売ってしまおうか」という感情に振り回されないようにしたいものです。

 

戒めのためにこの感情をあえて聞こえの悪い言葉で表すならば、「焦り」です。