公務員なら「フルローンでいける」といわれるが…給与はいくら?
国土交通省『令和4年度住宅市場動向調査』で新築注文住宅の世帯主(一次取得者)の平均年齢をみてみると、39.5歳。日本ではだいたい40歳前後でマイホーム購入を検討するのが一般的ということです。
一方、地方公務員の場合は20代で新築マイホームを実現することも珍しくありません。
地方公務員であれば、現在の収入はもちろん、その後の収入もある程度予測できますから、普通の会社員に比べて信用力は格段上。希望額にもよるものの、年収の8~10倍程度の水準の「フルローン」を組むこともできるといいます。
総務省『令和4年4月1日地方公務員給与実態調査結果』によると、地方公務員(一般行政職)の平均給与は月40万1,372円。大卒者(試験)の初任給は18万3,700円+諸手当となります。同調査では、地方公務員の年齢ごとの給与テーブルも公表されています。下の表をみると、3年ごとにコンスタントに昇給する仕組みになっていることがわかります。
ただ、ここに賞与や諸手当がプラスされることを考慮しても、平均給料月額は20代後半で23万円台、30代後半で29万円台と、それほど高くないというのが事実。それでも、地方公務員なら20代にして年収の8~10倍、20代後半で3,000万円超のフルローンを組めるということですから、公務員の信用力がいかに高いかがわかります。
【年齢別:公務員(一般行政職)の給与】
18~19歳:154,509円
20~23歳:181,448円
24~27歳:206,117円
28~31歳:234,204円
32~35歳:263,976円
36~39歳:296,903円
40~43歳:334,699円
44~47歳:362,589円
48~51歳:381,883円
52~55歳:397,326円
56~59歳:409,102円
出所:総務省『令和4年4月1日地方公務員給与実態調査結果』より