「好感度アップ」のためではない…ゴミ拾いを続ける意味
僕はときどき、「GIZENゴミ拾い」と称して、近所でゴミを拾って片付ける活動をしています。
ゴミ拾いなんて、偽善的な行動だと思う人は多いでしょう。その通りだと思います。偽善的どころか、経済合理性もありません。道端のゴミなんてそのうち誰かが拾ってくれるものですし、一時的にきれいにしたところでまた誰かがゴミを落としていくに決まっています。
もし、周りの人が見つけてくれて、「あの人が道でゴミ拾いをしていたよ、なんていい人なんだ!」と世界中に吹聴してくれるのであればメリットはあるでしょうが、ゴミを拾っている時間に限って誰も通りかからないのが世の常です。
そんなことをする暇があったら仕事をしているほうがよっぽど生産的ですし、家族や友達と過ごす時間に充てればより充実した時間になるでしょう。ゴミは拾わないよりは拾うほうが正しい行為ではありますが、時間的、金銭的には明らかに無駄な行為なのです。
これは、損切りにとてもよく似ています。損失を確定するという行為には、その時点での経済合理性があるとはいえません。長時間チャートを見つめてエントリーポイントを探すという仕事を一生懸命したにもかかわらず、損失を確定するなんてまさにお金も時間も無駄にする行為です。
経済合理性で判断すれば明らかに間違っているのに、それでもやらなければいけないのが損切りであり、トレードルールの厳守です。
ゴミ拾いであれば、運が良ければ誰かが見つけて褒めてくれるかもしれませんが、損切りは誰も見ていませんし、褒めてももらえません。ゴミ拾いでお金がなくなることはありませんが、損切りは利益に転じる可能性を断ち切ってマイナスを確定させる行為です。
要するに損切りは、ゴミ拾いよりもはるかに難しい行為なのです。ですから、ゴミ拾いができるような心構えがなければ、損切りなんてとてもできないとも言い換えることができます。
僕がゴミ拾いをしているのは、誰も見ていなくても正しい損切りができる心理状態をキープするための訓練でもあります。ゴミ拾いも損切りも正しい行為(トレード)です。誰も見ていないところで淡々と正しい行動をとり続けることがトレードを精練させていくうえでとても重要なことです。その真実をゴミ拾いは僕たちに教えてくれています。
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