先人が得た自然環境の学びを体系的にまとめた「風水」。家探しの際に参考にしている人も多いでしょう。今回は、風水の「旺気(おうき)」と「殺気(さっき)」という2種類の気に注目し、家の中を“良い気”で満たすポイントをみていきます。
「金運が逃げる」玄関の真正面にあってはならないものとは?【風水を知って理想の住まいを叶える⑤】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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旺気を呼び集め、パワーをもらう家を目指す

風水では「旺気(おうき)」と「殺気(さっき)」という2種類の気があると考えます。

 

旺気は良い気のことで、「明るいもの」「良い香り」「生き生きしたもの」を好み、運気を上げます。殺気は悪い気のことで、「汚いもの」「暗いもの」などを好み、運気を下げてしまいます。また、殺気の動きは「直線」ですが、旺気は緩やかなS字を描いて進み、壁にあたると中心に向かって渦を巻き込んでいく「S字流動」という独特の動きをします。そこで、風水では旺気が好む物を計画的に配置。ラインを作って家の中を良い気で満たし、住む人にパワーを与えることを目指します。

 

実際の住宅の間取りや施設、家具などの配置を風水の見地から分析。それぞれの場所やものの意味合いと、気の流れをつかむ方法をまとめました。現在の住宅環境の改善や将来の引っ越し、住居の購入、新築時の設計に役立てましょう。

 

①玄関は幸福の入り口

気の出入り口となる玄関は、陽や陰の気を引き込む非常に重要な場所です。玄関の正面のスペースは「明堂(めいどう)」という気が集まりやすいので、できるだけ広いスペースを確保して良い気を誘い込みましょう。ちなみに、玄関前に「古新聞や空き瓶、枯れた植木や自転車などを放置」していると、気の入りを邪魔してしまいます。玄関前は常に清潔に保つことが幸せの秘訣なのです。

 

また、マンションなどの集合住宅で玄関とエレベーターが向かい合っている状態は「開口殺(かいこうさつ)」と呼ばれ、住んでいる人に悪影響を与えます。エレベーターを利用する人のさまざまな気が邪気となり、家を通り過ぎるために運気が下降するのです。このような建物に住むときは、ドアの内側に厚めののれんやクロスを配置して対処しましょう。

 

②お金が逃げていく「漏材宅」

ワンルームマンションなどでよく見られる「玄関の真正面に窓が見える間取り」は、風水では良いことではありません。こういった間取りは「漏財宅(ろうざいたく)」と呼ばれ、外からやって来る金運が窓を通して素通りしてしまうのです。

 

また、努力をしても実りにくく、事故なども多発する傾向があります。今の住居がこの間取りになっているときは、「玄関と窓のあいだについたてやのれんを設置して壁を作る」ことで、運気を逃がさないようにしましょう。良い気も悪い気も入ってくる玄関。まずは「明るめの玄関マット」を敷いて、悪い気をリセットしましょう。

 

邪気を払いのける「鏡」も効果的ですが、家の中から見て左側となる「青龍位」と呼ばれる位置に設置することがポイントです。このとき、右側の「白虎位」に設置すると争いの元となり、玄関の正面に置くとせっかく入ってきた良い気を跳ね返してしまいます。

 

③仕事運を上げる北西の部屋

仕事場として使う部屋は、「出世運」や「仕事運」を授かる北西の方位が適しています。この方位で仕事に取り組むと、目上の人に恵まれて出世が早く訪れるからです。

 

また、部屋の入口の対角線上にデスクを設置することもポイントになります。この場所は、部屋の中で最も気が集中する「財気位」。良い気をたくさん吸収して効率アップが図れるのです。

 

ちなみに、東の方位は「新規事業や転職」、南東の方位は「バランスを取る」、南の方位は「人の注目を集める」ときに良いとされ、これらの方位への仕事部屋の配置もおすすめです。

 

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