先人が得た自然環境の学びを体系的にまとめた「風水」。家探しの際に参考にしている人も多いでしょう。今回は焦点を当てるのは「8つの方位(八方位)」。風水には、8つの方位に合わせて物の配置を決めるという考え方があり、それぞれに「吉相」と「凶相」があります。この法則を理解・応用することで運気を開いていくのです。まずは方位が持つパワーを覚えることから始めましょう。
風水・八方位で考える「良い間取り」と「ダメな間取り」【風水を知って理想の住まいを叶える④】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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八方位を知るまえに、部屋の中心点を調べる

風水で間取りを調べるためには、まずは建物の中心点を探さないといけません。建物が長方形や正方形であれば対角線が交差をするところなのですが……建物がきれいな四角形というケースはまれで、ほとんどの場合は凸凹があるでしょう。

 

その場合、方眼紙などに正しく図面を引き、ベランダや出窓などを取り除いた建物部分を切り取ってください。その図面を、鉛筆など尖った物の先にのせて「バランスが取れる場所が建物の中心点」です。中心点を基準に東西南北を書き込むことで、各部屋がどの方位に関わるのかがわかります。

 

北の方位

北は精神を集中したり、男女の愛情を育んだりするための「愛情運」を司る方位といわれています。吉相にすれば、夫婦間に安定が訪れ、子宝にも恵まれやすくなります。また、お金は暗くて静かな場所を好むため、金品を保管する空間としても適しており、「貯蓄運」にも関わっています。

 

北東の方位

北東は「鬼門」と呼ばれる方位です。「鬼の門」という字のために怖いイメージを持たれがちですが、実際は「神様が訪れる神聖な方位」とされています。そのため、汚れた物を置いてはいけないと畏敬の意味を込めて言い継がれてきました。また、強力な力を秘めた方位であるため「変化するエネルギー」に満ちてもいます。鬼門に関する風水に力を入れるだけで、運命が大きく変わることもあるでしょう。

 

東の方位

朝日が差し込むため、東は基本的には吉相になりやすい方位です。「仕事運」や「発展運」を司っており、活力の源となる空間になります。仕事で結果を出したいときは、東の風水を見直してみるのが良いでしょう。朝日が差し込む窓がない部屋の場合は、「朝日の絵や写真」といった代用品を飾ることをおすすめします。

 

南東の方位

縁を取り持つ力が強く働く「恋愛運」や「結婚運」などに関する方位です。この縁がもたらすものは恋愛だけにとどまらず、仕事や人間関係にも派生します。また、ほかの方位に設置すると凶相になりやすいトイレやキッチンなどの水回りも、南東であれば影響が出にくいようです。

 

南の方位

南は太陽が最も高く登り、日差しが強くあたるので方位の作用も強く働きます。「直観力」や「芸術性」が開花、新しくてユニークなアイディアが閃くことが増えるでしょう。また、くじが的中する「くじ運」や、選挙で勝つといった「名誉運」にも影響を及ぼすとされています。

 

南西の方位

北東の鬼門の反対の位置にあることから「裏鬼門」と呼ばれます。陰のエネルギーが発生しやすい方位であり、水や火があると凶に転じやすいので注意が必要です。そのまま放置すると家庭が不安定になり、健康を害することもあります。清潔な空間にして陰の力を溜めないようにしましょう。なお、自然素材と相性が良い方位なので、和室をリフォームすると良い結果が得られそうです。

 

西の方位

西は「実りの方位」とも呼ばれており、ラッキーアイテムとしても有名な黄色の物を配置すると「金運」が上昇します。吉相にすると「商売繁盛」、金銭面での不安はなくなり、交友関係にも恵まれるでしょう。ただし、水場や西日があたると効果がマイナスに働く場合もありますので注意が必要です。

 

北西の方位

北西は「主人」を表し、男性や一家の大黒柱に影響が色濃く出る方位です。「出世運」や「事業運」に関わります。年配者から援助を受けて独立するなど、大きな事業をする上では北西の風水強化は欠かすことができません。先祖や神様を祀る場所にすれば「加護を得る」ことができるでしょう。

 

◆鬼門ライン

風水を知る上で欠かせないラインが、「鬼門」と「中心点」と「裏鬼門」を結ぶ「鬼門ライン」です。神聖なラインの上に水回りや汚れた物を置くと、陰のパワーが強化されてしまいます。ここを安定させるとトラブルに見舞われにくくなりますから、「自宅のどこに鬼門ラインが走っているか」は強く意識するようにしましょう。

 

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