就職が決まらないまま学校を卒業。そのままフリーターとして社会に出た人も多かった氷河期世代は、いまなお低収入で生活に行き詰まっていることも。「家賃の高い東京を出て……」そんな人もいるようですが、現実はかなり厳しいようです。みていきましょう。
手取り14万円では「家賃が払えない!」47歳・氷河期世代の悲鳴…「地方へ脱出」も厳しい現実

家賃の高い「東京」を脱出しても…地方ならいいのか?

フリーター(男性、平均年齢43.9歳)の平均月収は11万5,733円。40代後半だと月々17万7,183円というのが平均値。手取りにすると14万円といったところです。東京で平均的な家賃を払っていたなら、残り8万~9万円。余裕があるとは言い難い状況。ほかの生活費は全国、それほど変わりませんから、「東京を脱出して北海道へ」というのもひとつの手です。

 

【男性フリーターの平均月収】

20~24歳:61,269円

25~29歳:115,083円

30~34歳:173,888円

35~39歳:188,310円

40~44歳:188,081円

45~49歳:177,183円

50~54歳:163,355円

55~59歳:181,214円

60~64歳:175,227円

 

出所:厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』より算出

 

東京では生きていけない、という声を聞く一方で、こんな投稿も。

 

――田舎は、独り者には厳しい

 

同じく40代後半の独身男性。とにかく肩身が狭く、耐えがたい……のだとか。確かに、都道府県別の「男性の未婚率」をみていくと、トップは「沖縄県」で33.9%。続く「埼玉県」は32.3%。「神奈川」「東京都」「群馬県」と続きます。トップ10に関東の7都県と山梨県がランクインしています。一方で、最も未婚率が低いのは宮崎県で26.4%でした。

 

全国的に未婚率は上昇傾向で、上位と下位で5~6ポイント程度の差しかありません。しかし東京近郊と比べて、地方のほうが独り身は目立つのは事実のようです。

 

また仕事面でも東京のほうが何かと有利。厚生労働省『一般職業紹介状況』によると、2023年4月の全国有効求人倍率は、全国平均1.32。都道府県別では「福井県」がトップで1.84。続く「東京都」は1.79。常に上位にあり、「仕事をするために東京へ」はいまだに健在のようです。

 

就職できずに、パート・アルバイトなどで頑張る氷河期世代。日本全国、どこにいても「生きづらい」というのが結論のようです。