先人が得た自然環境の学びを体系的にまとめた「風水」。家探しの際に参考にしている人も多いでしょう。今回は焦点を当てるのは「建物の外観」。屋根や外壁、庭、塀、門、植物などにも、「陰」と「陽」のバランスが隠れています。みていきましょう。
住まいを見た目で判断「風水的に良い家」を見極めるポイント、9つ【風水を知って理想の住まいを叶える③】 (※写真はイメージです/PIXTA)

東京の暮らしを豊かにする情報満載のWEBメディア「TOKYO@14区」
ほかの記事も読む(外部サイトに遷移します)>>>

 

チェックポイント⑤塀やフェンスの高さ

家を囲む塀やフェンスは、「敷地の境界線」を明確にするだけでなく、家や土地を守る役割をしています。内部をひとつの世界にすることで、「気が巡りやすい環境」を整えています。塀の高さにも決まりがあり、塀の高さが1mだとしたら、塀と建物の距離も1m以上取ることが良いとされています。

 

また、南や南東に高い塀を作ると日当たりや風通しが悪くなり、運気も下がってしまうので注意しましょう。

 

チェックポイント⑥門の石柱

玄関前の門の素材に、石を使うことはやめましょう。石柱は墓石をイメージさせるため「家は朽ちても門は残る」として「落ちぶれの家相」といわれます。石柱は陰の気が強く、住んでいる人の発展を妨げる恐れもあるからです。もし、家の門がすでに石造りであるならば、明るい色の花などを飾ることで対策できます。

 

チェックポイント⑦門から玄関へのアプローチ

門から玄関へと続く空間を「アプローチ」と呼びます。門と玄関を一直線上に配置すると、外界からの気を直接受け取ってしまうため、アプローチは緩やかにカーブさせると良いでしょう。さらに、短いよりも長いほうが、門から入って来た良い気を迷わずに玄関まで流すことができます。

 

神社のように地面に砂利を敷く人もいますが、土のままでも大地のパワーをそのまま受け取れますので問題ありません。むしろ、気を付けるべきは車を停める「カーポート」の場所です。

 

敷地が狭い場合は、アプローチとカーポートが重なってしまうことがありますが、風水では人と車が同じ場所を通るのは良くないとされています。どうしても分けられない場合は、境目に花壇や植木を置いて、区分けが明確になるようにしましょう。

 

チェックポイント➇樹木や植物

庭に樹木を植えるときは、木の種類と植える方位を考えることが大切です。特に庭を50cm以上掘って植える場合は、より良い方位をしっかり割り出す必要があります。

 

植える木の種類は、常緑樹と落葉樹、花が咲く物、実がなる物、大きく成長する物などによって植えるべき場所が異なりますから注意してください。また、つる植物などで建物を覆うと、エネルギーを吸い取られてしまうとされています。そういった建物を目指す場合は、表札や窓のサッシなどにかからないように気を付けましょう。

 

チェックポイント⑨池

風水では、敷地内の池は凶とされています。池の湿気が敷地内に広がり、建物の下の土地を不浄なものにすると考えられているからです。それでも池を作りたい場合は、「庭の面積の50分の1くらい」や「建物から10m以上離れている」といった処置をすることでバランスを取ることができます。

風水による住宅選びのポイントは一視点だけではない

ここで挙げた建物の造作や外構、庭の陰陽については風水の考え方の一例にすぎません。あてはまるものがあるから「縁起が悪い」と判断を下してしまうのは控えましょう。

 

風水にはさまざまな考え方があり、対応策も多数存在します。あくまで、物件選びの「判断材料のひとつ」と考えてください。

 

【住建ハウジング】
業界No1の動画数と写真で「東京の一戸建て・土地・投資物件」をご紹介

(外部サイトに遷移します)
>>>