難治性の不整脈、医師の「絶対治る」を信じて2度手術も失敗…絶望の60代男性を救った「最新治療」【専門医が解説】

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難治性の不整脈、医師の「絶対治る」を信じて2度手術も失敗…絶望の60代男性を救った「最新治療」【専門医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

これまで、不整脈の治療は薬物療法が主体でしたが、カテーテルアブレーションの技術が登場し、治療法の選択肢が増え、今もなお目覚ましい勢いで進化を続けていると、東京ハートリズムクリニックの桑原大志先生はいいます。今回、3度目の正直で難治性の不整脈を克服した60代男性の事例をみていきましょう。

「ステージ上での発作」…演奏家を襲う不安の日々

不整脈の発作の怖いところは、なんの予兆もなく、突然起こってしまうこと。場合によっては発作が数時間におよぶこともあり、発作が起きる場所によっては重大な事故につながることもあります。

 

頻脈発作が数時間続くことも。生まれつきのWPW症候群

60代、外国籍の男性のお話です。この患者さんは生まれつき、WPW症候群を患っていました。

 

WPW症候群とは「生まれたときから、心房と心室のあいだに電気刺激を伝える余分な伝導路が存在する病気」のこと。余分な伝導路のことを副伝導路と言い、WPW症候群の人には心房と心室の間に「ケント束」と呼ばれる副伝導路があります。

 

普段はなんの症状もありませんが、ときどき頻脈発作を起こすことがあります。突然死する確率は非常に低いものの、発作が起きると突然脈拍が速くなって頻脈の状態になり、しばらく続いたあとに突然止まるという症状が不定期で起こります。

 

いつ発作が起こるのか予測できないため、患者さんにとっては相当なストレスです。場所によっては命のリスクになりかねません。

 

母国と日本で1回ずつカテーテルアブレーションを実施したものの…

この男性の職業はミュージシャンで、ほとんど毎日のようにステージに立っていましたが、幸いにも演奏中に発作が起きることはありませんでした。

 

おかげで仕事を続けることはできましたが、ひとたび発作が起きれば心拍数は一時的に200近くまで上がります。それに伴い血圧も70近くまで下がるため、「演奏中に発作が起きたら……」と精神状態も安定しません。

 

実はこの男性、母国で一度カテーテルアブレーションの治療を受けたことがありました。医師には「これなら簡単に治せる」と言われて治療を受けたものの結局治らず、術後に「きみのタイプは治療が難しい」と言われ、それ以上の詳しい説明もされずに終わったそうです。

 

当時は、カテーテルアブレーションの技術もまだ発展途上だったため、やむを得ない状況だったと推測します。

 

その後、結婚をきっかけに日本に住むことになった男性は、5年ほど前に比べ発作の回数が増え、週に数回起こすようになりました。

 

そこで都内にある有名な総合病院を受診し、再びカテーテルアブレーションに挑戦。その結果、1ヵ月程度は発作が消失していたものの、まもなく再発し、発作の頻度は以前と同じく、週に数回程度に戻ってしまいました。

 

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