難治性の不整脈、医師の「絶対治る」を信じて2度手術も失敗…絶望の60代男性を救った「最新治療」【専門医が解説】

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難治性の不整脈、医師の「絶対治る」を信じて2度手術も失敗…絶望の60代男性を救った「最新治療」【専門医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

これまで、不整脈の治療は薬物療法が主体でしたが、カテーテルアブレーションの技術が登場し、治療法の選択肢が増え、今もなお目覚ましい勢いで進化を続けていると、東京ハートリズムクリニックの桑原大志先生はいいます。今回、3度目の正直で難治性の不整脈を克服した60代男性の事例をみていきましょう。

治療をどこで受けるか―。医療機関を選ぶポイント

カテーテルアブレーションを実施している医療機関は無数にあります。しかし、どこで受けても同じ結果が得られるわけではありません。特に何度か治療を受けたけれど症状が改善しなかったという方には、ぜひ、医療機関を選ぶ際に注意していただきたいポイントがあります。

 

この実際にあったストーリーからもわかるように、「カテーテルアブレーションの技法は日進月歩の勢いで進化しているため、これまで治らなかった人でも諦めないでほしいということです。

 

特に「3次元画像システム」が登場してからのカテーテルアブレーションは、以前と比べて非常に洗練され、難治性の不整脈でも根治する可能性が出てきました。安全性が高く、安定した成功率を誇ることができるのは、こうした先進機器のおかげと言っても過言ではありません。

 

すべての医療機関がこうした先進機器を導入しているわけではないため、カテーテルアブレーションを受けたいと考えている場合には、検討している医療機関がどのような機器をそろえているか、確認することをお勧めします。

 

また、カテーテルアブレーションをどこで受けるか検討している場合、ぜひチェックしてほしいのが、局所麻酔で行うか、それとも全身麻酔で行うか、ということです。

 

実際、多くの医療機関では局所麻酔が使われています。人員や保険制度の問題など、いろいろな理由があるのでしょうが、私の個人的な意見を言えば、カテーテルアブレーションは全身麻酔で行うほうが良いと考えています。

 

局所麻酔でも、治療中に痛みを感じる心配はないとはいえ、患者さんにとっては治療中、ずっと緊張を強いられることになりますし、治療は大抵2〜3時間かかります。その間、じっと黙って耐えるというのは、心理的に大きな負担になります。

 

一方、全身麻酔であれば眠っている間に治療がすべて終わり、精神的にも安定した状態で臨めるでしょう。特に、治療にネガティブな印象を持っている方ほど、全身麻酔で受けてほしいと思います。

 

実際、全身麻酔でも局所麻酔でも、患者さんが負担する医療費ほとんど変わりませんし、高額療養費制度を活用すれば、患者さんの負担は一定です。そうした点も考慮しながら、「どこで治療するか」を考えていただきたいと思います。

 

 

東京ハートリズムクリニック

桑原 大志

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