年金は「もらうもの」ではなく「創るもの」
いずれにしろ、年金を「もらうもの」と思ってしまうと、とかく人は他力本願ですから、いろいろ不満が出てきます。
しかし、年金は本来「創るもの」という意識が非常に重要です。自分で創らないと将来の年金はないので、いかに働いてどのように保険料を負担するのかを考えておかないと、将来もらえる年金は少なくなります。
「実は……今日ここにくるまでは漠然と、“年金なんて頼りにならない”なんて勝手に思っていました。でもいろいろお話を聞いてみて、いかに自分が間違った理解をしていたのかわかりました。不安だと騒ぐ前に、しっかりとこれからのことを考えることにします」
斉藤様はまっすぐな目でそう言い、また追って進捗報告に来ますとお帰りになられました。
年金に関しては、正直なところ本当に誤解が多いのが現状です。誤解を基本に物事を考えていては、結果的にご自身の損になってしまいます。ぜひこの機会に年金を正しく理解し、そのうえで適切な老後準備を進めていきましょう。
山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ 代表取締役
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