タワーマンション、いわゆる「タワマン」は都心でも郊外でも増え続け、それに伴い、羨ましさ半分、妬み半分で「タワマン不幸あるある」は増殖するばかりです。果たしてタワマンを買うことは幸か不幸か。みていきましょう。
年収1,400万円の「勝ち組」サラリーマン夫婦でも「頑張ってタワマン購入」の不幸…タワマンの「5つの噂」を検証 (※写真はイメージです/PIXTA)

「タワマンを買うなんて不幸」は本当か?

資産価値の高さから注目されがちなタワマンですが、さまざまな噂がチラホラ。そして妬みからか、「タワマンを買っちゃうなんて不幸」という声も。頑張ってタワマンを買うことは不幸の始まりなのでしょうか……よくいわれる噂についてみていきましょう。

 

◆噂①修繕費が高い

修繕積立金がかかるのは、マンションであれば当然のこと。その費用は、タワマンだと2~3割増しというのが一般的です。通常のマンションであれば、大規模修繕の工法がある程度フォーマット化。そのため低コストで実現するケースが多いのですが、歴史の浅いタワマンは工法が定まっていない、というのが理由のひとつ。またよくある「修繕費が足りない」という事態は、タワマンでも起こりうること。特に投資目的の購入が多いタワマンの場合、そのような事態に陥りやすいと警鐘を鳴らす専門家も。

 

◆噂②カースト制度

よくいわれるのが、タワマンカースト。価格の高い高層階の住民が、低層階の住民を小馬鹿にする……そんなドラマのようなことが実際に起こるものでしょうか。当の住民からは「そんなこと、気にしている人なんているの?」と疑問視する声が多く聞かれます。大規模なタワマンになると、戸数が1,000を超え、まさに1つの街。それだけあればご近所トラブルがあっても不思議ではありません。タワマンに住もうが、戸建てに住もうが、どの街に住もうが条件は一緒、というのが実情でしょう。

 

◆噂③エレベータ渋滞

通勤時にエレベーターが混雑し、タワマンを出るのに20分もかかった……ウェブ上でみられるタワマン住民からの悲鳴。確かに郊外の駅前に建つ大規模タワマンの場合、住んでいるのは一般のサラリーマン層。通勤はすぐ近くの最寄りの駅を利用とライフスタイルも似ているので、エレベーター渋滞は毎朝の恒例よう。ただ属性もライフスタイルも異なるケースが多い都心のタワマンの場合は、エレベータによるストレスを感じたことがないという声も。

 

◆噂④入居者がいない

「夜になっても、全然灯りがついている部屋がない」「全然、住民に会ったことがない」。海外富裕層が投資目的で購入するケースが多いタワマンの場合、普段は誰も住んでいない、ということも。なかには半数以上が投資目的というケースもあり、そうなると住民と会わないというのも不思議なことではありません。

 

◆噂⑤地震に弱い

地震に関しては、揺れに対応する建物の構造として大きく耐震構造、制震構造、免震構造の3つがあります。そのうちタワマンによく取り入れられているのが制震構造。耐震構造に比べると揺れ幅が小さく、風揺れにも効果があるとされています。タワマンのなかには免震構造のものも。地震の揺れを吸収するもので、地震発生時には建物は地震の揺れ幅とは関係なくゆっくり大きく揺れるものの、家具の転倒などはほとんどありません。ただし縦揺れの場合は横揺れほど効果がないとされています。

 

また地震の際には「エレベーターが止まる」ことを覚悟しなければなりません。点検のために時間を要するほか、停電により上層階で孤立するリスクも。そのため数日分の水や食料の確保は必須とされています。

 

 

ひと口にタワマンといってもさまざま。すべての噂が当てはまるとは限りません。一般のマンションだろうが、戸建てだろうが、メリットもあれば、デメリットも当然あるでしょう。「タワマンを買っちゃうなんて不幸」とまわりが言っても、「頑張ってタワマンに住みたい」を叶えたのなら、それは正解でしかありません。