(※写真はイメージです/PIXTA)

日本人の「海外移住したい国ランキング」14年連続トップのマレーシア。最近では、ご子息をグローバルな人材として教育するため、幼少のころから「母子留学・教育移住」をする方も少なくないことをご存じでしょうか。そこで、マレーシア移住・母子留学・教育移住のエージェント会社であるルシュエット代表、中村妙子氏に母子留学のメリット、デメリット、注意すべき点など最新情報をインタビューしていきます。インタビュアーをつとめるのはクレディ・テック株式会社代表取締役、村上年範氏です。

「ここの学校に入れたい」と目指してくる親もいるが…

村上 学校ごとに特徴はありますか?

 

中村 マレーシアはイギリスの植民地だったこともあり、イギリス系のインターナショナルスクールが8割程度です。さらにアメリカ、オーストラリア、カナダ、IB(国際バカロレア)とあるので、様々なカリキュラムから、お子様に合わせて選ぶことが可能です。

 

どちらかというとイギリス系はかっちりとしていて、日本人はイギリス系に入るケースが多い印象です。アメリカ系はラフで、ビーズクッションに座ってリラックスしながら授業を受けられるような雰囲気です。

 

小さいときはイギリス系、中学に入る手前にアメリカ系に、といったかたちでお子様の成長に合わせて学校を変える方もいらっしゃいます。

 

オーストラリア系も、のびのびとしていてバランスが取れている印象です。

 

「ここの学校に入れたい」と目指してくる親御さんもいらっしゃいますが、お子様の現在の英語力・性格・将来の夢などによって必ずしもその学校が適しているわけではないので、エージェントと相談しながらお子様に合った楽しく通える学校を探せるとよいですね。

 

村上 では、事前にしておくべき準備はあるのでしょうか。

 

中村 インターの受験前に英語力をしっかりつけようとされる方も多いですが、それよりは少しでも早く現地に来てしまったほうがよいこともあります。お子様は言語がよく分からないながらも、お友達をつくるなかで学びへの意欲が出てきます。

 

これまでは、「入学準備のためにわざわざ飛行機に乗って往復する」手順を何度か踏まないと入学できなかったのが、コロナ禍を経て日本からオンラインでも受験ができるようになっています。

 

家で受験するほうが緊張せず受けられるお子様も多いです。ですから、受験前に考えすぎず、一度受験をしてみて合格してから準備をする選択肢もありますよ。

 

村上 留学や移住は、思い立ったらすぐにでも行ったほうがいいところがあります。初めは100点の生活はできないでしょうが、やっぱり行ってみなければわからないことは多いです。

 

中村 不安な場合は、夏休みなどの長期休暇で一度インターナショナルスクールの体験に参加をするのもよいですね。マレーシアは時差が1時間で、夜便も多く、寝ている間に行ける国なので、「一旦行ってみる」ことへのハードルは比較的低いかと思います。

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