(※写真はイメージです/PIXTA)

日本人の「海外移住したい国ランキング」14年連続トップのマレーシア。最近では、ご子息をグローバルな人材として教育するため、幼少のころから「母子留学・教育移住」をする方も少なくないことをご存じでしょうか。そこで、マレーシア移住・母子留学・教育移住のエージェント会社であるルシュエット代表、中村妙子氏に母子留学のメリット、デメリット、注意すべき点など最新情報をインタビューしていきます。インタビュアーをつとめるのはクレディ・テック株式会社代表取締役、村上年範氏です。

マレーシア留学「子供の自己肯定感が育つ」ワケ

村上 では、マレーシアに移住・留学するメリットはどこにあるのでしょうか?

 

中村 英語圏でありながら、マレーシアに住んでいる方の大多数は他の言語も話すことが出来ます。例えば私の娘もインターナショナルスクールに通っていますが、学校では英語をメインに話をし、第二言語として週に数回中国語を学び、もう一言語、スペイン語とフランス語から選べるのでスペイン語をとっています。

 

学校が終わってからは日本語の強化のため「公文」をやったり、日本語の先生からの習い事を何個か入れたりしています。このように、多言語を同時に習得できる環境がメリットです。

 

またマレーシアは親日の国なので、外国人という立場でも居心地がいいですよ。

 

そしてインターナショナルスクールには1つの学校に、多ければ65ヵ国ほどから児童が集まっており、選ばれる学校にもよりますが、日本人の比率はひとクラスあたり多くて2~3人という環境もあります。

 

宗教や文化の異なるいろいろな国の友達ができることで、「人と比べて自分を判断する」ことが減り、周りを気にしすぎずに個性や能力を伸ばしていけることも大きなメリットです。

 

村上 最近重視されている自己肯定感が育つ環境のようです。

 

中村 よく日本人の親御さんが、「面談では先生がとにかく褒めてくれる。日本では改善してほしいことを面談で言われることが多いが、マレーシアのインターでは、パーフェクトだと言ってくれる」とおっしゃっています。

 

村上 一方、英語については「アメリカ英語」「イギリス英語」といった言葉がありますよね。マレーシアを歩いていて聴こえてくる英語というと「単語」な印象が強いので、欧米に通用する英語なのか?とも思ってしまうのですが、どう思われますか?

 

中村 学校に関しては、ネイティブの先生に限定しているところもあります。そういった学校に入れば学校内でキレイな言語が学べます。普段生活する分には基礎的な英語や「can」「already」のようなよく使う言葉だけでも過ごせるので、英語初心者にも移住しやすい国だと思います。

 

そういった意味では、親御さんにも英語へのハードルはあまり高くないので、気楽に移住をスタートできるでしょう。

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