株を購入したら企業の業績や経営方針、新規事業や新製品など関心を持つように
個別株を購入した場合は、お金と引き替えに手元には株が残ります。昔は紙の証券実物が発行されていたようです。昔の時代を描いたドラマや映画などで、株券を手に「この株券はすべてタダの紙切れになっちまった!」と落胆するシーンがたまにありましたね。現在は2009年からの株券の電子化で、証券会社の口座に電子情報として保管管理されています。
その株の価格は景気の変動や、企業の業績、社会情勢、需要と供給のバランスなど、いろいろな要因によって上がったり下がったりします。私が投資しているお金も、この株価によって増えたり減ったりしています。
たとえば、A社の株を10万円で100株(1株1,000円)購入したとします。その企業の業績が伸びて、株価が1,200円に上がって2万円の利益が出ました。そのタイミングで売ると2万円の利益確定です。もっと上がることを期待して売らずにいると、みるみる業績が悪化し株価が500円に下がってしまいました。
10万円でスタートし、12万円に上がり、そして5万円になってしまいました。5万円の損失ですが、気分的には7万円の損をした感じです。この5万円の時点で、損を覚悟で株を売ってしまうか、再度株価が上がるのを期待して持ち続けるか。
私の場合は、基本的に購入の際に業績を見て、自分なりに今後に期待できる! と思った企業を選ぶようにしています。私はドキドキしながらまた上がることを信じて、売らないことが多いです。でも、会社が倒産したら株価は0円になってしまうので注意して見ておく必要があります。
企業の株を買うということは、投資であり、出資でもあります。株を購入したら企業の業績や経営方針、新規事業や新製品など関心を持つようにしてください。