長引くコロナ禍、ひっそりと投資を始める人が急増しています。タレントとして活躍しながら、投資家・実業家としての顔も持つ杉原杏璃氏が、近年注目が高まっている「AI投資」について、向いていない人の特徴と、AI投資に興味がある人向けに、銘柄選びのポイント4つを解説します。
注目の「AI投資」だが…投資家兼タレントの杉原杏璃が考える「向いていない人」の意外な特徴 (※写真はイメージです/PIXTA)

AI投資に向いていない人

初めて投資をする人や、投資の初心者の方には簡単で、ほったらかしでできるのがAI投資です。ほったらかし投資に向いていない人は、AI投資にも向いていないと思います。

 

1.短期で利益を求める人

AI投資は投資家のライフプランに合わせて、長期の投資を前提に運用します。短期的に売買を繰り返すと、損をするリスクが高まりますし、手数料もかさみます。短期間での利益を得たいという人には向いていません。

 

2.少しでも損失が出たら売却したい人

これも同じ理由でAI投資には向いていません。「長期・積立・分散」が基本的な考えです。

 

3.リスク許容度を大きめにしがちな人

ギャンブルのように大きく賭けて、大きく儲けようとする人にも向いていません。購入するときに設定するリスク許容度を最大にしてしまうと、AIは高リスクでも構わず投資に走ります。AI投資は他の投資商品と同じく元本保証はありませんので、リスク許容度については慎重にしなくてはなりません。

 

4.自分で投資商品を運用したい人

これに関しては言わずもがなですが、自分自身で商品を研究して、投資をしたい人には向きません。 そもそもこれらに該当する人は、この本にも向いていません。でも、投資に対する考え方は人それぞれです。

AI投資サービスを選ぶ際の「4つ」のポイント

まだ始まったばかりのAI投資ですが、少しずつ数が増えてきました。今後主流になると、ますます増えるので、選び方が重要になってきます。次にAI投資の選び方についてお勉強しましょう。

 

選ぶ主なポイントは今のところ次の4点です。

 

ポイント①最低投資額

AI投資をおこなう場合、最低いくらから始められるか。金額は会社によって設定金額が違います。低いものでは100円から始められるものもあります。これは投資が初めてで、とりあえず使ってみたいというお試しに向いていますね。最低10万円からの会社もありますが、自動積立なら月1万円ずつという設定もあります。

 

ポイント②運用スタイル

AI投資には提案から運用まで全部おまかせの「一任型」と、商品の提案とアドバイスだけをしてくれる「助言型」があります。両方とも人工知能によるアルゴリズムに基づいているので「最後の決断は自分で下すので、アドバイスだけ欲しい」人は「助言型」を、「忙しいのですべて任せる」という人は「一任型」を選びましょう。ほったらかし投資なら「一任型」が向いていると思います。