(※画像はイメージです/PIXTA)

2022年も終わりに近づき、生命保険に加入している方は保険会社から「控除証明書」が郵送されてきているはずです。年末調整、確定申告のときに保険料の一部につき所得控除を受けられる「生命保険料控除」のための書類ですが、この機会に保険の見直しをすることをおすすめします。そのポイントをお伝えします。

2. 病気・けがで働けなくなった場合の治療費・生活費等を保障する保険

次に、病気・けがで働けなくなった場合の治療費・生活費を保障する保険です。「医療保険」「がん保険」「就業不能保険・所得補償保険」などがあります。

 

◆「医療保険」「がん保険」「就業不能保険・所得補償保険」とは

「医療保険」は、入院・手術の場合に「入院給付金」「手術給付金」を受け取れる保険です。これを基本保障として、さまざまな「特約」を付けられるしくみです。

 

「がん保険」は、がんに特化した保険です。入院・手術に限らず、抗がん剤治療、放射線治療等、がん特有の治療に柔軟に対応できる設計になっています。最近では公的医療保険の対象外の「自由診療」を受けた場合の高額な治療費もカバーできる商品が増えています。

 

「就業不能保険・所得補償保険」は、働けなくなった場合に1ヵ月ごとに決まった額を受け取れる保険です。「就業不能保険」は障害等級や要介護度の一定の要件をみたした場合にお金を受け取れるしくみになっており、「所得補償保険」はドクターストップがかかれば日割りでお金を受け取れるしくみになっています。

 

◆病気・けが等に備える保険の見直しのポイント

これらの保険の見直しのポイントは以下の通りです。

 

1. 公的保障や勤務先の福利厚生を計算に入れて組んでいるか

2. 費用対効果が見合っているか

 

第一に、公的保障を計算に入れて組んでいるかということです。

 

病気やけがで治療を受けた場合は、医療費の負担は「3割負担」など限られているうえ、高額療養費制度によって1ヵ月あたりの自己負担額が過大にならないようになっています。

 

働けなくなった場合の保障としては「障害年金」の保障があります。さらに、サラリーマン等であれば働けなくなったら「傷病手当金」で1年6ヵ月間にわたり給料の3分の2をカバーしてもらえます。

 

これらのことを計算に入れて、足りない部分を補うという発想が必要です。

 

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