「育休なんて、いい身分だな」…老害と化した「医学部教授」の酷すぎる横暴【医師の告発】

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「育休なんて、いい身分だな」…老害と化した「医学部教授」の酷すぎる横暴【医師の告発】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「ブラック企業」という言葉が広く知れ渡ったことにより、無茶な働き方を強要する企業は減ってきています。しかし、現代においても「薄給・長時間労働」が当たり前の職業が存在します。それが医師、特に「大学病院の若手医師」です。今回、高座渋谷つばさクリニック院長の武井智昭氏が、にわかには信じられない「大学病院の深すぎる闇」を告発します。

大学病院の「出世」の真相…ワガママ教授の悲惨な末路

大学病院の出世は「医師としての腕」よりも「論文」が重要

大学病院教授の出世は、臨床能力よりも研究論文の質と数が主な決定要素となります。

 

このため、大学病院教授は、医局員の独自の研究成果に対して、心もとなく「俺の名前を絶対に最後に記載しろ」「獲得した補助金は、医局の口座に全額入れろ」と強要します。この研究論文の数・質と獲得した補助金が大学における名誉になっており、臨床能力の二の次になっているのです。

 

このため外科系の一部の教授は、手術という技術本体ではなく、研究で昇進したため、実際の手術は教授が皮膚だけ切開をして、あとの肝心の部分は医局員が実施する例すらありました。

 

こうしたもはや「老害」ともいえる医学部教授は、前近代的な旧態依然である組織の馴れの果てであり、教授を頂点としたヒエラルキーの制度はもはや終焉し、現代ではとても許される状況にはありません。

 

前述の金銭の収受などは贈賄罪などに問われる可能性があり、その他の部分ではパワハラ・マタハラ・アカハラなどに抵触し、院内コンプライアンス機能が明確となった現在では始末書記載の上、懲戒退職という鉄槌が下されるでしょう。とある政令指定都市に就任した市長も、不起訴になったとはいえ教授時代の言動が強要として裁判沙汰になっていました。

 

金銭の旨味がなくなり、威張り散らしてもその接遇が黙認されず公表されてしまう現代。今後も、2024年の医師長時間勤務制限の制度導入により、こうした旧態依然の状態はさらなる改革が進んでいくことでしょう。

 

そんな教授も65歳などの定年で退官間際になると、再就職先を探します。これまでは、関連病院などの院長・副院長などに天下りというケースが横行していましたが、近年のコンプライアンス・透明性確保のため、通用しなくなりました。

 

特定の専門知識はあるものの、全般的な治療や、福祉・介護・訪問看護などの多職種連携を必要とする地域医療などは、全人的な医療は苦手とすることが多いため、こうした案件にはなかなかマッチしないようです。

 

主任教授医師の第2の人生の就職先を探すというニーズも増え、医師人材紹介会社のニーズも増えていますが、案件獲得に苦労しているようです。

 

 

武井 智昭

高座渋谷つばさクリニック 院長

 

 

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