いまもなお伸び続ける、日本の平均寿命。それに伴い、老後(リタイア後)の人生をどう過ごすかが問題になっています。夫婦に年齢差がある場合「老後の年金受給額やその他の支給額を早くから把握し、対策を講じる必要がある」と、FP Officeの西田順子氏はいいます。本記事では、6歳上の夫を失った妻を襲う「お金周りの悲劇」について詳しくみていきます。
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「平均寿命」を踏まえた夫婦の年齢差を考え、早めの対策を
いずれにせよ、ご夫婦の年齢差を踏まえて、老後を迎えた際の現行制度での年金の見込み受給額や、その他支給されるもので、老後自分たちにどれくらいの収入が見込めるのかを把握しておいてもらいたいです。
さらに、生活費・介護費などは自分たちにどれくらいの費用がかかり、自分が1人になった後にいくらくらい準備しておいたら安心できるのかは、ご主人より年齢が下の奥様には必ず考えておいて欲しい問題です。
まだ先のことだからと構えていると、いざ目の前にそのときが迫ったときにはどうにも対処ができなくなるのが世の常です。まずは、自分にとって対策が必要なのかどうかを、ご主人より年下の奥様にはぜひ知ってもらいたいと思います。
西田 順子
FP Office
ファイナンシャル・プランナー