海外FXの特徴とリスクを国内FXと徹底比較します。出金拒否や口座凍結といったトラブルが相次ぐ海外業者は使用を控えるよう注意喚起されています。大切な資金を安心して運用するには、金融庁の認可を受けた国内業者を利用しましょう。
【海外FXはデメリット多数】国内業者との比較と初心者向け口座3選!

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「海外FXは安全なの?」

「国内FXと比べた時のメリットって何?」

「大切な資金を安全に運用したい」

といった悩みを持つ人はきっと多いはず。

 

海外FXは、国内よりも高いレバレッジで運用できるなどのメリットがあります。

しかし安全性・信頼性の面から、国内業者の方がおすすめです。

 

そこでこの記事では、国内・海外FXのメリットとリスクを徹底比較します。

 

この記事を最後まで読めば、大切な資金を安心して運用する方法がわかりますよ。

 

この記事でわかること
・海外FXとは
・海外FXのメリット・デメリット
・海外FXの大きなリスク
・国内FXと海外FXの比較
・初心者におすすめの国内業者
・国内FXのメリット・デメリット

 

海外FXとは
海外FXが持つ3つのメリット
レバレッジ倍率が高い
ボーナスが豪華
MT4・MT5を使える
海外FXの3つのデメリット
スプレッドが広い
入金・出金に時間と手数料がかかる
税金が多くかかる
海外FXの大きなリスク
金融庁の認可を受けていない業者がいる
出金拒否・口座凍結されるトラブルが発生している
国内FXと海外FXの比較
初心者には国内FXがおすすめ
初心者におすすめの国内FX口座3選
国内FX口座の6つのメリット
金融庁の認可があって信頼度が高い
スプレッドが狭い
サポートが豊富
信託保全されている
いくら稼いでも税率が一律20.315%
入金・出金対応が早い
国内FX口座の2つのデメリット
最大レバレッジが25倍
MT4・MT5に対応している会社が少ない
まとめ 信頼できる国内のFX会社で取引しよう

海外FXとは

海外FX

 

海外FXとは、海外に拠点を持つ業者に口座を開設して取引する方法です。

 

金融庁の規制がなく、国内の25倍を超えるハイレバレッジで取引できるため少額の元手でも大きな利益を狙えます。

 

一方、スプレッドが変動制のためコストが高いのが特徴です。

 

また、金融庁の規制がないため出金拒否や口座凍結などのトラブルに巻き込まれるリスクがあり、おすすめできません。

 

海外FXが持つ3つのメリット

海外FXのメリット

 

海外FXには3つのメリットがあります。

 

・レバレッジ倍率が高い
・ボーナスが豪華
・MT4・MT5を使える

 

それぞれの内容を簡単に見ておきましょう。

 

 

レバレッジ倍率が高い

ひとつ目はレバレッジ倍率が高い点です。

 

業者にもよりますが、海外FXでは1,000倍近いレバレッジが使えるケースもあります。

 

上手くいけば大きな利益を得られますが、レートが不利な方向に動くと大損します。

 

一瞬で口座の資金がゼロになる場合もあるので、おすすめしません。

 

 

ボーナスが豪華

2つ目は国内業者よりもボーナスが豪華な点です。

 

例えば、入金額の100%相当のボーナスがもらえる業者が存在します。

 

しかし、口座に数百万円以上の大金を入金した上で大量のロットで長期間取引するなど、条件は厳しいです。

 

また、海外業者のボーナスは出金できず、元本部分を出金すると消滅するケースがほとんどです。

 

 

MT4・MT5を使える

海外FXでは、世界的な相場分析ツールであるMT4やMT5が使えます。

 

しかし、最近では楽天証券やゴールデンウェイジャパンなど、日本でも対応するFX会社が増えています。

 

わざわざ海外FXの口座を開設してMT4・MT5を使うメリットは小さいです。

 

海外FXの3つのデメリット

海外FXのデメリット

 

海外FXには3つのデメリットもあります。

 

・スプレッドが広い
・入金や出金に時間と手数料がかかる
・税金が多くかかる

 

国内FXよりも不利なため、海外FXはおすすめできません。

 

 

スプレッドが広い

ひとつ目のデメリットは、スプレッドが広い点です。

 

スプレッドが変動制のためコストが多くなりがちで、利益が残りにくいです。

 

コストを抑えられる原則固定のスプレッドを提供する国内のFX会社は、下記の記事をご覧ください。

 

 

 

入金・出金に時間と手数料がかかる

入出金に時間と手数料がかかります。

 

入金に時間がかかると証拠金維持率の回復が間に合わず、ロスカットされやすくなります。

 

また、出金が遅いと必要な時にすぐにお金を使えません。

 

 

税金が多くかかる

3つ目は税金が多くかかる点です。

 

海外FXの利益は雑所得として総合課税になるので、累進課税により税率は最大45%です。

 

課税される所得金額 税率
1000円~194万9000円 5%
195万円~329万9000円 10%
330万円~694万9000円 20%
695万円~899万9000円 23%
900万円~1799万9000円 33%
1800万円~3999万9000円 40%
4000万円以上 45%

 

累進税率とは、利益が大きいほど税金が高くなる仕組みです。

 

国内FXなら税率は一律20.315%なので、たくさん利益が出ても海外FXより税金が安くなります。

 

海外FXの大きなリスク

海外FXのリスク

 

海外FXに関するリスクは次の2つです。

 

・金融庁の認可を受けていない業者がいる
・出金拒否・口座凍結されるトラブルが発生している

 

トラブルに巻き込まれて大切なお金を失う恐れがあるので、しっかり覚えておきましょう。

 

 

金融庁の認可を受けていない業者がいる

ひとつ目は、金融庁に無許可で営業する業者がいる点です。

 

日本でFX事業を行うには、金融庁の許可が必要です。

 

取引している海外業者が無許可営業で業務停止などの処分を受けた場合、取引ができなくなるリスクがあります。

 

実際、海外業者には過去に警告を受けたケースがあり、金融庁のサイトで実名公表されています。

 

金融庁:無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

 

 

出金拒否・口座凍結されるトラブルが発生している

2つ目は、出金拒否・口座凍結といったトラブルが発生している点です。

 

仮にトラブルに巻き込まれた場合、相手が海外にいるため日本の法律では裁けず、泣き寝入りになるケースがほとんどです。

 

せっかく儲けても、出金できなくては意味がありませんね。

 

海外業者とは取引しないよう、国民生活センターも注意喚起しています。

 

国民生活センター:儲かってるのに出金できない!?海外FX取引をめぐるトラブルにご注意-自動売買ソフト等を購入させ、海外FX取引に誘う手口-

 

国内FXと海外FXの比較

海外FXと国内FX

 

国内FXと海外FXを、安全性やレバレッジなどの点から比べてみましょう。

 

比較項目 国内FX 海外FX
安全性
レバレッジ 最大25倍 最大100倍以上
スプレッド(米ドル/円) 0.1~0.5pips 1.0~2.0pips
キャンペーン 新規口座開設ボーナス中心 入金ボーナス中心
取引ツール
入出金のしやすさ

 

海外FXはハイレバレッジが使えるものの、安全性やコストを考えると国内FXの方が安全に取引できます。

 

 

初心者には国内FXがおすすめ

初心者には国内FXがおすすめです。

 

経験の浅い人が海外FXで25倍以上のレバレッジで取引するのは、あまりにリスクが高いです。

 

また海外FXはスプレッドが広いため、利益が残りにくいデメリットもあります。

 

以上の点から、FX初心者は国内FXを利用するようにしよう。

どんな口座を選べばよいか?に迷ったら、次に紹介するFX会社を検討してみてくれ。

 

初心者におすすめの国内FX口座3選

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

GMOクリック証券
 
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円

0.2銭

0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨 新規FX口座開設+お取引で
最大1,000,000円キャッシュバック

スプレッドは原則固定(※例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!

 

初心者から上級者が使っているFX会社だ。

 

初心者からプロまで、GMOクリック証券が一番おすすめ!

 

 

 

100円からできるFX「松井証券」

松井証券のFX
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.5銭 1.1銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1通貨
マイナススワップが大きい
最大100万円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
 

1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1通貨(ドル/円なら5円)から取引が可能!

 

レバレッジ1倍なら100円、25倍なら5円という少額で取引ができるのが最大の特徴よ。

 

少額から取引ができるので大損するリスクが無く、初心者でも安心して取引ができるわ。

 

 

 

高スワップ&低スプレッドで万能! 高機能分析ツールの「外為どっとコム」

外為どっとコム
 
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨
マイナススワップが大きい
最大100万円
対象期間:口座開設月から翌月末まで

スプレッドは原則固定(※例外あり)
*キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

 

最安水準のスプレッド!デイトレに最適
スワップポイントも業界最高水準で長期運用にも適したオールラウンダー
・売買の方向性とタイミングを教えてくれる「お天気シグナル」が無料で使える

 

スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!

 

初心者向けの動画セミナーや為替の見通し予想動画などがあり、トレードの実力がUPしやすい。

 

相場の未来を予測してくれる「みらい予測チャート」や自動でテクニカル分析をして売買のシグナルを表示してくれる「お天気シグナル」は必ず使うべきツールだ。

 

国内FX口座の6つのメリット

海外には無い国内FXのメリット

 

国内FXには6つのメリットがあります。

 

①金融庁の認可があって信頼度が高い
②スプレッドが狭い
③サポートが豊富
④信託保全されている
⑤いくら稼いでも税率が一律20.315%
⑥入金・出金対応が早い

 

安全に取引できるので、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

金融庁の認可があって信頼度が高い

ひとつ目は、金融庁の認可を受けている点です。

 

きちんと国に認められているので信頼性が高く、安心して利用できます。

 

自分のお金を守れるのは自分だけなので、トラブルがなく信頼できる業者を利用しましょう。

 

 

スプレッドが狭い

2つ目はスプレッドが狭いことです。

 

スプレッド比較 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/米ドル ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル トルコリラ/円 メキシコペソ/円 南アフリカランド/円
松井証券 0.2 0.5 1.1 0.7 0.4 1.0 0.9 2.9 0.3 1.0
GMOクリック証券 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4

1.4銭(午前9時~翌午前3:00)
 3.9銭(左記以外の時間帯)

0.2 0.9
外為どっとコム 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 1.4 0.2 0.3
SBI FXトレード 0.18 0.38 0.88 0.48 0.30 0.90 0.40 1.58 0.18 0.78
GMO外貨 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 3.0 0.2 1.3
DMM FX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 - 0.2 1.0
みんなのFX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 0.8 0.4 1.6 0.3 0.9
LIGHT FX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 0.8 0.4 1.6 0.3 0.9
マネパ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.5 0.7 0.9 0.0 0.1
外為オンライン 1.0~5.0     2.0~6.0 1.0(午前9時~翌午前4時)
40.0(午前4時~午前9時)    
3.0 1.0 3.0 2.0 6.0 1.0 15.0

更新日:2024年12月9日。対円通貨ペアの単位は銭、対円以外通貨の単位はpips。
*GMOクリック証券のスプレッドは原則固定(例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

*SBI FXトレードのスプレッドは、1~1,000,000通貨の取引をした場合の基準値
*外為どっとコムは原則固定(例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。*マネーパートナーズのスプレッドは原則固定(例外あり)米ドル/円は5万通貨まで、ユーロ/円、豪ドル/円は1万通貨まで、ポンド/円は5,000通貨まで、メキシコペソ円は3万通貨までのスプレッド。(9:00〜27:00) ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルは1万通貨まで、トルコリラ/円、南アランド/円は3万通貨までのスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。

 

国内FXのスプレッドは原則固定なので、コストが安定します。

 

その結果損益を計算しやすく、安定した運用につながります。

 

ただし、日本時間の早朝や経済指標の発表前後はスプレッドが広がりやすいので、その時間帯は取引を避けよう。

 

 

サポートが豊富

国内FXはサポートが充実しています。

 

日本語で24時間連絡がつくので、いつ困ったことがあっても安心です。

 

海外の場合、日本語のサポートに対応していないこともあり、英語でやりとりをしなければならず、トラブルを解決できない恐れがあります。

 

 

信託保全されている

海外FXよりも資産が安全

 

国内FXは信託保全があるため安心です。

 

信託保全とは、FX会社が顧客の資産を信託会社に預けることで、万が一会社が倒産しても顧客の資産は返却される仕組みです。

 

海外だと信託保全を行っておらず、会社が倒産した時に顧客の資産を持ち逃げされる恐れがあります。

 

信託保全の詳しい仕組みは下記の記事を参考にしましょう。

 

 

 

いくら稼いでも税率が一律20.315%

国内FXの利益は「先物取引に係る雑所得等」に区分され、20.315%の単一税率で課税されます。

 

確定申告をするときは、セミナー代や書籍、取引に使うPC代などを経費に計上すれば税金を安くできます。

 

また年間の収支がマイナスになっても、確定申告すれば損失を繰り越すことで節税が可能です。

 

 

 

入金・出金対応が早い

海外FXよりも融通が利く

 

6つ目は入出金の対応が早い点です。

 

24時間即時で入金できるので、証拠金維持率を高めてロスカットを避けやすくなるからです。

 

また、翌営業日までに出金できるFX会社が多いため、必要に応じてすぐに現金化できます。

 

国内FX口座の2つのデメリット

海外FXよりもデメリットが少ない

 

海外FXと比較した場合のデメリットを2つ紹介します。

 

・最大レバレッジが25倍
・MT4、MT5に対応している会社が少ない

 

初心者はあまり気にしなくて大丈夫です。

 

 

最大レバレッジが25倍

国内FXはレバレッジの上限が25倍に規制されています。

 

海外より低いですが、トレーダーを守るための制度です。

 

初心者が大損を防ぎつつ安定して稼ぐには、レバレッジを3倍程度に抑えましょう。

 

 

 

MT4・MT5に対応している会社が少ない

もうひとつは、MT4やMT5が使える会社が少ない点です。

 

・取引に対応:FXTF、楽天証券、OANDAジャパン
・分析のみ対応:外為ex byGMO、JFX

 

ただし、MT4は取引環境の整備や設定が複雑なため、上級者向けのツールです。

 

MT4を使った自動売買に挑戦してみたい人は、下記の記事を参考にしてみてください。

 

 

まとめ 信頼できる国内のFX会社で取引しよう

海外FXは国内にはないメリットがありますが、ハイリスクな取引になりやすいです。

 

この記事で紹介した「海外FXのリスクと国内FXのメリット」を理解すれば、国内業者がいかに安全に取引できるかがわかりますね。

 

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

 

・海外FXはトラブルが多いため利用は避けよう
・金融庁に登録している国内業者が安全
・国内業者には信託保全があるため、倒産しても資産は返ってくる

 

「海外の方がボーナスが良いしレバレッジも高いので、稼ぎやすいのでは?」と感じるかもしれません。

 

仮に利益が出ても、出金拒否や口座凍結をされて現金化できなければ意味がありませんよね。

 

大切な資金を安全に運用するために、必ず国内業者を利用するようにしましょう!

 

 

参考元