世界にはびこる「ワクチン疲れ」と「マスク疲れ」…新型コロナ終息のカギ

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世界にはびこる「ワクチン疲れ」と「マスク疲れ」…新型コロナ終息のカギ
(※写真はイメージです/PIXTA)

5月23日、日本政府は新型コロナ対策の「基本的対処方針」を改訂。マスク着用の考え方が整理して示されました。ただし、世界でみるとまだまだ日本人のマスク着用率は圧倒的に高い状況です。本記事では、米国のダナ・ファーバー癌研究所に勤務する郭悠氏が、マスク疲れ、ワクチン疲れを踏まえ、今後コロナウィルスのさらなる感染拡大を予防するためにできることについて解説します。

「マスク疲れ」が孕む危険

最近のHIVの研究によると世界中の国際線利用者の0.3%に新規HIV感染が判明したという報告があります。500席の飛行機で往復したとすると3人の陽性者に出会う計算になります。HIVは飛沫・空気感染はしませんが、これが新型コロナウイルスだったらどうでしょうか?

 

2012年のMERSパンデミックの際にはイギリス、フランス、チュニジア、韓国で感染輸入後に国内感染を起こしたsecondary outbreakを招き、特に韓国では死者36人を含む累計186人の人が感染しました。

 

MERSはSARS、新型コロナウイルスに比べ死亡率が高く感染が拡がりにくかった為、現在は中東での風土病としての報告に留まっていますが、SARSや新型コロナウイルスの場合はMERSに比べ死亡率が低い反面、感染拡大が抑えにくいと考えられます。

 

「一度感染したら再感染しない」はデマ

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の抗体検査データによると、2022年2月までに約60%の成人と約75%の小児が新型コロナウイルスの既感染を示していたと発表しました。2021年12月初旬では34%の抗体保有率だったことから1/4程度の人がオミクロン株に感染したことになります。

 

しかし、CDCの調査では5月8日までにアメリカ国内の新規感染者の4.3%に当たる232,866件の再感染がみられています。そのうち202,310件は2021年12月13日までに起きており、このころはNew York 州では20%の新規感染がオミクロン株によるものでした。

 

これまでの86.9% の再感染がオミクロン株であることやワクチン効果が3-6ヵ月で減弱することからも、今後新たな変異株が出現した際には、既感染者も再感染するリスクがあります。

 

「ワクチン疲れ」による接種率低下

CDCの発表しているところによると、アメリカ人の77.6%に当たる2億5,800万人が少なくとも1回ワクチンを接種しており、66.2%が2回接種(fully vaccinated)しています。またCNNによると2回接種した人の45.8%はboosterワクチンを1回接種しており、これは全体の僅か30%に当たります。

 

この回数を追うごとに接種状況が低下する状況は“Vaccine fatigue(ワクチン疲れ)”と呼ばれています。3月にCDCはPfizer/BioNTechとModernaワクチンの50歳以上の人への4ヵ月間隔を空けた2回目のブースターワクチンへの使用を承認しましたが、専門家のあいだでは接種率のさらなる低下が危惧されています。

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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