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「スキャルピングで思うように資金が増やせない」
「スキャルピングで勝つためのコツが知りたい」
「感覚でエントリーするだけでは勝てないの?」
などの悩みを解消できる記事です。
スキャルピングは数秒~数分という短い時間の取引を繰り返し、小さな利益を重ねるスタイルです。
取引機会が多く稼ぐチャンスは多いものの、相場分析の時間が十分に持てず、感覚でエントリーしては微益や損失で終わるケースが多いのではないでしょうか。
スキャルピングで勝つには感覚に頼らずテクニカル分析を行い、優位性の高いタイミングに絞ってエントリーするなど、いくつかコツがあります。
この記事では勝つためのコツだけでなく、注意点や安全な取引の始め方も判るので、是非最後まで読んでみてくださいね。
・初心者が使いやすいテクニカル分析5選
・勝つためのFX口座を選ぶ4つのコツ
・スキャルピング取引を始める際の5ステップ
・4つのトレードスタイルを比較してみよう
・スキャルピングの特徴!スキャルピングは稼ぐチャンスが多い
・スキャルピング手法で稼げる9つのコツ
・安定した通信環境が取引を左右する
・スプレッドの小さいメジャー通貨ペアを選ぶ
・トレンドが発生しやすい時間帯を狙う
・エントリーは根拠のある時だけ
・根拠が崩れたら損切りを徹底しよう
・利益拡大するために順張りを狙おう
・取引記録をつけて自身の分析を振り返ろう
・水平線・トレンドラインはゾーンを意識して
・複数の根拠が重なるポイントを狙おう
・初心者が使いやすいテクニカル分析5選
・トレンドを読み解くトレンドライン
・節目を見極めるサポート/レジスタンスライン
・市場が注目する4つのチャートパターン
・トレンドの強さを移動平均線で測る
・売買のサインを示すMACD
・勝つためのFX口座を選ぶ4つのコツ
・取引手数料を抑えるためスプレッドが狭い口座
・禁止凍結に注意!スキャルピングを公認している口座
・少額取引から開始できるFX会社を選ぼう
・テクニカル分析をサポートしてくれるツールのある口座
・スキャルピングに適したFX会社2選
・100円からできるFX「松井証券」
・取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」
・スキャルピング取引を始める際の5ステップ
・STEP①テクニカル指標の使い方を学ぶ
・STEP②デモトレードで取引を練習する
・STEP③スキャルピング公認のFX会社で口座開設
・STEP④少額取引からFX取引を始める
・STEP⑤取引量を増やしてより多くの利益を狙う
・まとめ
スキャルピングとは?初心者向けに基礎知識を整理
スキャルピングとは、数秒から数分という短い時間の取引を何度も繰り返し、小さな利益を積み上げる取引スタイルです。
もともとは「皮むき」を意味する「scalping」という英語に由来し、薄い皮をむくように小さな利益を得るイメージから「スキャルピング」と呼ばれるようになりました。
短時間で迅速な取引判断が求められるため初心者には難易度が高めですが、他の取引スタイルより利益を出すチャンスが多いのが特徴です。
4つのトレードスタイルを比較してみよう
1回の取引時間や目標とする利幅に応じて、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「長期トレード」の4つの取引スタイルに分けられます。
取引手法 | 1回の取引時間 | 1日の取引回数 | テクニカル分析 | ファンダメンタルズ分析 |
スキャルピング | 数秒〜数分 | 1日に数回〜数十回 | ||
デイトレード | 数分〜数時間 | 1日に数回 | ||
スイングトレード | 数日〜数週間 | 1月に数回 | ||
長期トレード | 数ヶ月〜数年 | 1年に数回 |
取引時間が長くなるほど、取引1回あたりに狙う利益が大きくなるのが特徴です。
そのため、短時間の取引で小さな利益を積み上げたい方はスキャルピング、大きなポジションを長期間保有して大きな利益を得たい方は長期トレードが適しています。
スキャルピングの特徴!スキャルピングは稼ぐチャンスが多い
スキャルピングは短期足をメインに取引するため、他のスタイルよりもシグナルが出やすく、利益のチャンスが多いのが特徴です。
また、取引回数が多いので初心者が経験を積むには最適です。
短い時間で取引を終えるので、忙しい方でもスキマ時間で運用しやすく、ポジションの保有時間が短いため為替変動リスクが小さいメリットもあります。
スキャルピング手法で稼げる9つのコツ
スキャルピングで稼ぐには9つのコツがあります。
①安定した通信環境が取引を左右する
②スプレッドの小さいメジャー通貨ペアを選ぶ
③トレンドが発生しやすい時間帯を狙う
④エントリーは根拠のある時だけ
⑤根拠が崩れたら損切りを徹底しよう
⑥利益拡大するために順張りを狙おう
⑦取引記録をつけて自身の分析を振り返ろう
⑧水平線・トレンドラインはゾーンを意識して
⑨複数の根拠が重なるポイントを狙おう
たくさんあって覚えるのが大変かもしれませんが、ひとつずつ実践してみましょう。
安定した通信環境が取引を左右する
ひとつ目のコツは、通信環境が安定した場所で取引することです。
通信環境が悪いとレート情報の更新や注文の処理に遅れが生じて、不利なレートで約定する恐れがあるためです。
スキャルピングは小さな利益を積み上げるスタイルなので、不利な約定が重なると大きく利益が減る原因になります。
スプレッドの小さいメジャー通貨ペアを選ぶ
スプレッドが狭いメジャーな通貨ペアを選びましょう。
スキャルピングは1回あたりの利益が小さいので、スプレッドが広いと利益を出しにくくなるからです。
例えば、スプレッドが0.2銭の米ドル円と1.0銭の南アフリカランド円で3.0pipsの値幅を取った場合、米ドル円なら2.8pipsの利益が残りますが、南アフリカランド円では2.0pipsしか利益は残りません。
また、メジャーな通貨ペアは流通量が多いため、テクニカル分析が効きやすく優位性の高いエントリーポイントを見つけやすいメリットもあります。
【スプレッドの小さいメジャー通貨】
・米ドル円
・ユーロ円
・ユーロ米ドル
・ポンド円
・ポンドドル
これから取引を始める人は米ドル円から初めてみると良いわよ。
スプレッドが狭いだけでなく、「流通量が多い」「ドルストレート」「円換算しやすい」のでいろんな面でオススメよ。
トレンドが発生しやすい時間帯を狙う
3つ目のコツは、トレンドが発生しやすい時間帯を狙うことです。
なぜなら順張り手法が効きやすく、短い時間でも利益を伸ばしやすいためです。
順張りはトレンドと同じ方向に取引する手法で、上昇トレンドに対しては買い、下降トレンドに対しては売りでエントリーします。
トレンドが発生しやすいのはロンドン市場が開く日本時間午後4時~午後6時と、ニューヨーク市場が開く午後9時~翌午前0時です。
それ以外の時間帯は値動きが小さいためトレンドが発生しにくく、スキャルピングでは利益を出しにくいので避けましょう。
エントリーは根拠のある時だけ
根拠のある時に絞ってエントリーしてください。
スキャルピングは短い時間で取引するので、相場分析の時間を十分に取れず、感覚でエントリーして損失を出す失敗が多いからです。
勝率を高めるにはテクニカル分析を覚えて、2つ以上のシグナルが一致するタイミングでエントリーしましょう。
初心者でも使いやすいテクニカル分析の手法5選は後ほど解説しますね。
根拠が崩れたら損切りを徹底しよう
予想とは異なる値動きになった時は早めに損切りをして、大損を防ぎましょう。
なぜなら損切りをせずにポジションの含み損が膨らむと、ロスカットされて大損するからです。
特にスキャルピングは、短い時間で値幅の小さい取引を繰り返すスタイルなので、他のスタイルと比べ「少し待てば含み損が解消するだろう」と甘く考えて損切りをせず、大損するケースが多いです。
頑張って小さな利益を重ねても、たった数回の大損の方が上回れば収支はマイナスになります。
スキャルピングに限らずFXで資金を増やすには、1回の取引での損益比率を決めて、損小利大になる手法で運用しましょう。
利益拡大するために順張りを狙おう
順張りの手法で利益の拡大を狙いましょう。
トレンドに逆らってエントリーする「逆張り」だと、一時的な反発なのか本格的なトレンド転換なのかの見極めが難しく、利益を伸ばしにくいからです。
順張りなら上昇トレンドに対して買い、下降トレンドに対して売りでエントリーするだけで、反転のシグナルが出るまで含み益を伸ばせます。
損益比率をあげるためには、利益を伸ばせるかどうかが肝だぞ。
トレンドに逆らわずにエントリーすると、利益が伸びる確率が高いから覚えておこう。
取引記録をつけて自身の分析を振り返ろう
記録をつけて自分の取引内容を振り返るのがポイントです。
そうすれば勝ちやすいパターンが判り、手法の改善につながるからです。
例えば、人によってユーロ米ドルよりも米ドル円の方が利益が多いとか、「ボリンジャーバンド+RSI」よりも「移動平均線+MACD」の組み合わせの方が勝率が高い、などが挙げられます。
取引内容を振り返りやすくするには、下記5つの項目を記録するといいですよ。
【記録すべき5項目】
・取引時間
・取引数量
・通貨ペア
・エントリー・決済の根拠
・反省事項
水平線・トレンドラインはゾーンを意識して
水平線やトレンドラインは一本だけで見るのではなく、ゾーンで考えましょう。
理由は、ゾーンで考えるとだましを回避しやすくなるからです。
水平線をローソク足のヒゲの先端で引くか実体で引くか、どの時間足で引くかなどで見え方が変わります。
ゾーンを抜けてからエントリーすれば、だましに遭う確率を下げられますよ。
投資家のトレードの狙いはバラバラ、皆が同じラインを見て取引しているわけじゃない。
ランダム要素を考慮して、支持や抵抗をゾーン(範囲)で捉えるようにしよう。
複数の根拠が重なるポイントを狙おう
複数のシグナルが重なるポイントが狙い目です。
シグナルを意識するトレーダーが多いほど同じ方向に取引する力が強くなり、シグナルどおりの値動きになりやすいからです。
【複数の根拠が重なる例】
・水平線とトレンドラインの押し目
・移動平均線のゴールデンクロスとトレンドラインの押し目
・移動平均線のデッドクロスとMACDのデッドクロス
・ボリンジャーバンドとRSIがどちらも買われすぎ水準
ただし、テクニカル指標が多すぎるとシグナルが重なるタイミングが減ってエントリーの機会が失われるので、同時に重ねるシグナルは多くても3つ以下にしましょう。
あわせて読みたい:【7戦法】FXのスキャルピング勝ち方をご紹介!初心者OK今すぐ実践
初心者が使いやすいテクニカル分析5選
難しいテクニカル分析を使わなくても、スキャルピングでは勝てます。
むしろ複雑な分析手法は使い手が少なく、かえってシグナルが弱まる恐れがあります。
そこで初心者でも使いやすく、勝率アップが図れるシンプルな手法を5つ紹介しますね。
①トレンドを読み解くトレンドライン
②節目を見極めるサポート/レジスタンスライン
③市場が注目する4つのチャートパターン
④トレンドの強さを移動平均線で測る
⑤売買のサインを示すMACD
トレンドを読み解くトレンドライン
トレンドラインは、トレンドの方向性や強さ・長さだけでなく、チャートが反転するタイミングもつかめるテクニカル指標です。
チャートの安値同士もしくは高値同士を直線で結び、その傾きとチャートの位置関係からトレンドを判断します。
安値同士を結ぶ右上がりの直線はサポートライン(支持線)となり、そのラインに支えられながら上昇するシグナルです。
一方、高値同士を結ぶ右下がりの直線はレジスタンスライン(抵抗線)となり、そのラインに抑えられながら下落するシグナルになります。
節目を見極めるサポート/レジスタンスライン
サポートラインとレジスタンスラインは、チャートが反転するポイントとして、ブレイクや押し目買い(戻り売り)の見極めに重要な役目を果たします。
チャートがサポートライン付近で反発するポイントを「押し目」といい、買いエントリーすれば含み益が出やすいタイミングです。
逆に、チャートがレジスタンスライン付近で反落するポイントは「戻り目」と呼ばれ、売りエントリーすれば含み益が出やすいです。
押し目(戻り目)でチャートが反転せず、サポート/レジスタンスラインを抜けることを「ブレイク」といいます。
ブレイクした方向に値が伸びやすいので、上方向のブレイクには買い、下方向のブレイクには売りでエントリーすれば利益を出しやすくなります。
市場が注目する4つのチャートパターン
トレンドラインの応用的なシグナルとして、4つのチャートパターンを覚えておきましょう。
・ヘッドアンドショルダー
・ダイヤモンドフォーメーション
・三角持ち合い
・ダブルトップ/トリプルトップ
どれも有名な形で、多くのトレーダーが意識するため高確率でパターンの値動きになります。
チャートを見ていて形に気づいたら利益を出すチャンスなので、積極的にエントリーしてみましょう。
特にヘッドアンドショルダーは強いシグナルとして世界中で注目されているぞ。
チャートパターンに気づいたら要チェックだ!ト
トレンドの強さを移動平均線で測る
移動平均線は、過去の一定期間の為替レートの平均値を線で結んだテクニカル指標です。
短期・中期・長期の3つ異なる期間(25日、75日、200日の組み合わせが一般的)の平均を表す線の傾きや位置関係を見て、トレンドの方向や強さを読みます。
移動平均線の代表的なシグナルは下記の2つです。
基本的なシグナルの読み方 | より強いシグナルの探し方 | |
ゴールデンクロス | ・短期線が長期線を下から上に抜けるポイント ・上昇のシグナルなので買いエントリー |
・長期線が上向きかつ短期線が垂直に近い角度でクロスする |
デッドクロス | ・短期線が長期線を上から下に抜けるポイント ・下落のシグナルなので売りエントリー |
・長期線が下向きかつ短期線が垂直に近い角度でクロスする |
また、3本の線が交わらずに傾きが同じ方向で、短期線から長期線の順番に並んでいる時はトレンドが強いと判断します。
売買のサインを示すMACD
MACD(マックディー)は移動平均線を応用させたテクニカル指標で、MACD線とシグナル線の2本の傾きや位置関係からトレンドを読みます。
MACDは移動平均線と比べて直近の値動きの比重を高く設定しているため、移動平均線よりもシグナルが早く出るのが特徴です。
基本的なシグナルの読み方は移動平均線と同じですが、0ラインとの距離によってシグナルの強さが変わる点が異なります。
基本的なシグナルの読み方 | より強いシグナルの探し方 | |
ゴールデンクロス | ・MACD線がシグナル線を下から上に抜けるポイント。 ・上昇のシグナルなので買いエントリー。 |
・シグナル線が上向きかつMACD線が垂直に近い角度でクロスする。 ・0ラインから下に離れたところでクロスする。 |
デッドクロス | ・MACD線がシグナル線を上から下に抜けるポイント。 ・下落のシグナルなので売りエントリー。 |
・シグナル線が下向きかつMACD線が垂直に近い角度でクロスする。 ・0ラインから上に離れたところでクロスする。 |
シグナルが遅い移動平均線と早いMACDのクロスが重なるポイントはシグナルがより強くなるので、両者を併用すれば相場予測の根拠が高くなります。
あわせて読みたい:【手法付き】FXのスキャルピングに最適なインジケーター5種類を紹介
あわせて読みたい:スキャルピングに適したテクニカル5選と手法!勝率を上げる8つのコツ
勝つためのFX口座を選ぶ4つのコツ
スキャルピングで勝つには、以下4つのポイントを意識してFX会社を選びましょう。
①取引手数料を抑えるためスプレッドが狭い口座
②禁止凍結に注意!スキャルピングを公認している口座
③少額取引から開始できるFX会社を選ぼう
④テクニカル分析をサポートしてくれるツールのある口座
取引の収益性を高めるには手法だけにこだわらず、取引環境を整えるのが重要です。
取引手数料を抑えるためスプレッドが狭い口座
スプレッドが狭い口座を選び、コストを抑えましょう。
なぜならスキャルピングは、デイトレードやスイングトレードなどの他の取引スタイルよりも取引回数が多く、スプレッドの負担が大きいからです。
例えば、米ドル円のスプレッドが0.1銭~0.3銭の口座で1年間のコストを下表で比較してみましょう。
わずか0.1銭の違いでも、取引量・回数が増えると数千円~数万円という大きな差になるのが判りますね。
【1年間にわたって10回/日の取引を行った場合のスプレッド】
取引量 | 0.1銭 | 0.2銭 | 0.3銭 |
1,000通貨 | 2,400円 | 4,800円 | 7,200円 |
1万通貨 | 24,000円 | 48,000円 | 72,000円 |
10万通貨 | 240,000円 | 480,000円 | 720,000円 |
禁止凍結に注意!スキャルピングを公認している口座
スキャルピング公認のFX会社を使いましょう。
理由は一部のFX会社ではスキャルピングが禁止されており、そのような会社で行うと口座を凍結されて取引停止になる恐れがあるからです。
例えば、DMM FXは「スキャルピング」とは明言していないものの、「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止行為としています。
1 お客様は、お客様が次の各号に定める行為を行ってはならないことに予め承諾することとします。なお、お客様の行為が当該禁止行為に該当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当社の判断に従うこととします。
(中略)
(9)短時間での注文を繰り返し行う行為
【引用元:店頭外国為替証拠金取引約款(PDF)】
「短時間での注文を繰り返し行う行為」の基準が気になるところですが、サポートに問い合わせても不正防止を理由に回答はもらえませんでした。
数社に聞いても、「取引システムに負荷がかかり、顧客や弊社が損失を被るリスクがあるので、短時間に繰り返し行う取引は控えて欲しい」という趣旨の回答にとどまり、具体的な基準は不明です。
結局のところスキャルピングの具体的な基準はグレーですが、口座凍結のリスクを避けるにはスキャルピング公認の口座を使うのが無難です。
グレーな判断をなくすため「秒単位スキャルピング」を許可しているかどうかFX会社に確認してみたわよ。
「スキャルピングに適したFX会社2選」でスキャルピング公認の会社をチェックしてみてね!
少額取引から開始できるFX会社を選ぼう
1000通貨以下の少額で取引できるFX会社を選びましょう。
1万通貨の取引だと、同じレートの変動幅から生じる損失が1000通貨取引の10倍になるためです。
例えば米ドル円が1円下落した場合の損失は、1万通貨だと1万円のところ、1000通貨なら1,000円で済みます。
スキャルピングは一瞬の判断と素早いツールの操作を求められるため、他の取引スタイルよりも難易度は高めです。
取引経験が浅い初心者が最初から大金を投資すると、焦って利益を逃したり損失を出しやすいので、まずは少額取引で経験を積みましょう。
【初心者によくあるスキャルピングの失敗例】
・早く稼ごうとハイレバレッジで取引量を増やして大損
・値動きに振り回され、冷静さを欠いたまま取引を繰り返して大損
・誤発注に気づかずポジションを放置して大損
・ツールの操作にもたついてチャンスを逃す
テクニカル分析をサポートしてくれるツールのある口座
テクニカル分析に慣れないうちは、サポートツールがあると便利です。
FX会社提供のサポートツールは、簡単に使える上に様々な観点から分析を補助してくれるからです。
例えば、GMOクリック証券のプラチナチャートでは、為替と関係の深い日本国債や米国債をチャートに表示して比較することができます。
プロが使う! チャートの高機能分析ツール
38種類のテクニカル指標でチャート分析ができ、為替だけではなく米国株価や原油、金など様々なチャートを表示できます。
直近の「高値・安値」を自動で表示してくれるので、それを意識したトレードがしやすく、勝率がUPします。
初心者でも使いやすく、FXのプロもうなる高機能チャートがGMOクリック証券のプラチナチャート+です。
ヒロセ通商では、他のトレーダーの注文状況をチャート上に表示できるため、売買どちらの圧力が優勢か判断しやすくなります。
ボタン一つで自動分析! 初心者でも高度な分析ができる
自動でトレンドラインを引いてくれて、「直近の高値・安値の自動表示」、「フィボナッチリトレースメントも自動表示」など、至れり尽くせりのラクラク機能が満載!
トレンドラインを引くのは初心者には難しいですが、ヒロセ通商の「LIONチャートPlus+」を使えば自動でできます。
また、他のトレーダーの注文状況もチャート上に表示してくれるので、売り注文や買い注文が厚いレートがわかり、相場の予想が格段にしやすくなります。
また、外為どっとコムは値動き予測を表示してくれるため、自身の為替予測と比較してみるといった使い方も可能です。
自動で未来予想! 上がるのか下がるのか教えてくれる
「みらい予測チャート」は最大約12年分(ローソク足2500本分)の過去チャートの中から、現在のチャートと形状が似ている時期を瞬時に探し出し、「過去の値動き」を参考にして「将来の値動き」を予測します。
過去のチャートとの一致率も表示されるので、高い精度で未来を予測可能!
これを使いたくて、外為どっとコムに口座を作る人がいるほど人気です。
チャート分析不要! 買い時・売り時を教えてくれる
「お天気シグナル」は移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSIなど7種類の主要テクニカル指標で自動分析してくれて、「買い時・売り時」をチャート上に表示してくれます。
その通りに売買するだけの手軽さが、FX初心者に人気!
そのテクニカル指標で売買した結果の累計損益が表示されるので、過去にそのテクニカル指標の通りに売買して儲かったかどうかが一目でわかります。
外為どっとコムの「お天気シグナル」はテクニカル分析が苦手な初心者におすすめのツールです。
ツールに捉われすぎるのは要注意だけど、興味のあるものは使ってみて確かめるのがいいわ。
トレードに有用なツールは効果的に取り入れてみてね。
取引用と分析用で口座を使い分けるトレーダーも多いので、複数口座を利用することもできますよ。
スキャルピングに適したFX会社2選
曖昧な判断を避けるため、FX会社にメールや電話で「秒単位でのスキャルピングが可能か」「指標発表時に制限がかかるか」を確認してみました。
明確にスキャルピング規制なしの返答がもらえたのは、「松井証券」、「SBI FXトレード」、「ヒロセ通商」、「JFX」の4社でした。
そのうち、スプレッドが狭く1通貨単位の超少額から安心して始められる口座を紹介していきます。
①1通貨から取引できるFX「SBI FXトレード」
②取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」
顧客満足度 第1位! 取引コストが安い「SBI FXトレード」
スプレッド (ドル/円) |
ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.18銭※ | 0.38銭※ | 0.88銭※ |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1通貨 | 1,005,000円 (12月13日まで増額中) |
※注文量1~100万通貨までのスプレッド
・1通貨(ドル円なら約6円※)からFXの取引が可能
・全通貨においてスプレッドが安く、取引コストが安い
・スワップポイントも業界最良水準で長期運用にもおすすめ
※またはそれ以上の数値を想定
最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1通貨(ドル/円なら約6円※)から取引が可能!
高機能チャートと為替情報が充実しているうえにスプレッドが安く、短期から中長期まで対応できる万能型のFX会社と言える。
オリコンランキングで「顧客満足度 第1位」になるなど、人気の高いFX会社だ。
※またはそれ以上の数値を想定
取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」
スプレッド (ドル/円) |
ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.2銭 |
0.4銭 | 0.9銭 |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1000通貨 | 新規FX口座開設+お取引で 最大1,000,000円キャッシュバック |
スプレッドは原則固定(※例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位
・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実
スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!
初心者から上級者が使っているFX会社だ。
初心者からプロまで、GMOクリック証券が一番おすすめ!
高スワップ&低スプレッドで万能! 高機能分析ツールの「外為どっとコム」
スプレッド (ドル/円) |
ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1000通貨 |
マイナススワップが大きい |
最大100万2千円 対象期間:口座開設月から翌月末まで |
スプレッドは原則固定(※例外あり)
*キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・スワップポイントも業界最高水準で長期運用にも適したオールラウンダー
・売買の方向性とタイミングを教えてくれる「お天気シグナル」が無料で使える
スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!
初心者向けの動画セミナーや為替の見通し予想動画などがあり、トレードの実力がUPしやすい。
相場の未来を予測してくれる「みらい予測チャート」や自動でテクニカル分析をして売買のシグナルを表示してくれる「お天気シグナル」は必ず使うべきツールだ。
あわせて読みたい:FXスキャルピングとは?超短期取引で勝てる9つのコツと口座の選び方
スキャルピング取引を始める際の5ステップ
安全にスキャルピングを始めるには、下記5つのステップを踏みましょう。
①テクニカル指標の使い方を学ぶ
②デモトレードで取引を練習する
③スキャルピング公認のFX会社で口座開設
④少額取引からFX取引を始める
⑤取引量を増やしてより多くの利益を狙う
利益を焦って最初からハイレバレッジな取引を繰り返さないのがポイントです。
STEP①テクニカル指標の使い方を学ぶ
まずはテクニカル指標の使い方を覚えます。
シグナルを根拠にすれば、感覚で取引するよりも優位性の高いポイントを見つけて勝率が上がるからです。
先ほど紹介したトレンドラインや移動平均線、MACDのほかにも有名なテクニカル指標はいくつかあるので、自分に合う指標を探してみましょう。
あわせて読みたい:スキャルピングに適したテクニカル5選と手法!勝率を上げる8つのコツ
STEP②デモトレードで取引を練習する
次にデモトレードでテクニカル指標の分析を練習します。
学んだことを実践するうちに理解が深まり、ツールの操作も上手になるからです。
デモトレードなら損失が出ても実際の資金は減らないため、失敗を気にせず練習できますよ。
MATSUI FXとSBI FXトレードにはデモトレードはないけど、1通貨単位(米ドル円なら約6円※またはそれ以上の数値を想定)という超少額で取引できるから最初から口座開設するのもありだね。
1通貨の取引なら1円下落しても損失は1円なので、ほとんど気にならない金額ですね。
【スキャルピング公認でデモトレードができるFX会社】
・ヒロセ通商
・JFX
・GMO外貨
・GMOクリック証券
・FXプライムbyGMO
ただし、漫然とデモトレードするのではなく本番につなげるためには、取引の記録をつけるのがポイントです。
【記録として残すべき5項目】
・取引時間
・取引数量
・通貨ペア
・エントリー・決済の根拠
・反省事項
練習のうちから勝ちパターンを増やし、負けパターンを減らすことで手法を改善する癖をつければ、本番でも勝ちやすい体質が身につきますよ!
あわせて読みたい:【倍速で学ぶ】FXデモトレードのおすすめ練習法6ステップ徹底解剖!
STEP③スキャルピング公認のFX会社で口座開設
デモトレードで安定して資金を増やせるようになったら、スキャルピング公認のFX会社に口座を開設します。
迷った時は、低スプレッドかつ1通貨単位の超少額取引ができる松井証券のFXかSBI FXトレードに開設すれば間違いないです。
【口座開設の大まかな手順】
・FX会社の公式サイトにアクセスして、口座開設申し込みフォームに必要事項を入力
・各種約款や重要事項に同意する
・本人確認書類とマイナンバー関係書類の画像をアップロード
・数日で口座開設が完了し、完了通知と取引ツールへのログイン用ID・PWが届く
・取引ツールにログインして証拠金を入金すれば取引開始
必要書類や細かい流れを詳しく知りたい方は、下記リンクからFX会社の情報を確認しましょう。
松井証券:FX 個人口座開設完了までの流れ | 松井証券 MATSUI FX
SBI FXトレード:口座開設 | SBI FXトレード
下記の記事では、口座開設を申し込む時のポイントとコツを詳しく解説していますので参考にしてくださいね。
STEP④少額取引からFX取引を始める
少額から本番取引を始めましょう。
デモトレードでは上手くいっても、本番は実際のお金がかかっているので、大金で始めると取引判断を誤って損をする可能性が高いからです。
大金を投資して早くたくさんの利益を得たい気持ちはぐっとこらえて、デモトレードで身につけた手法を守って淡々と取引を繰り返す経験を積んでください。
あわせて読みたい:【少額FXでおすすめの口座3選】小さく始め大きく稼ぐ2ステップ!
STEP⑤取引量を増やしてより多くの利益を狙う
少額取引で本番でも安定して勝てるようになったら、取引量を増やしてより多くの利益を狙います。
そうすれば資金を増やすペースが早くなり、利益に対するモチベーションもアップするからです。
ただし、取引量を増やすタイミングは、単純に「いくら資金を増やせたか」だけではダメだ。
その内容も十分に評価すべきだな!
取引量を増やしても大損を避けつつ長期的に安定して資金を増やすには「利益額」だけでなく「損益比率」と「勝率」のバランスや、「利益が出た要因」の優位性が高いかを確認しましょう。
「損益比率」と「勝率」のバランスについては、「【超シンプル取引】初心者でも簡単なFXのスキャルピング手法2選」の記事で詳細を解説しています。
「利益が出た要因」の優位性は、どのテクニカル指標のシグナルがどんな局面で重なったかなどを取引記録から振り返ることで確認できますよ。
【例:優位性の確認方法】
・「移動平均線+MACD」のシグナルは、ユーロ円よりも米ドル円の方が効きやすい
・ポンド円は日本時間の夕方よりも夜に取引した方が勝ちやすい
・米ドル円は「トレンドライン+移動平均線」よりも「トレンドライン+MACD」の方が勝ちやすい
まとめ
上記で紹介した「スキャルピングで勝つための9つのコツ」を実践すれば、勝てずに悩んでいた方やスキャルピング初心者でも勝率を高めて資金を増やせるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
・スキャルピングで勝つには優位性の高い取引環境を整えるのがコツ ・トレンドラインや移動平均線などのテクニカル分析を覚えよう
・口座凍結防止のためスキャルピング公認のFX会社を利用しよう
・スキャルピング公認の「松井証券 」「SBI FXトレード」を選べば間違いない
まずはこの記事で紹介したコツをデモトレードで練習してください。
安定して資金を増やせる手法を見つけたら、本番でも落ち着いて取引を重ねて経験を積みましょう。
スランプに陥ってしまったらいったん取引を止めて、記録を振り返って敗因を分析すれば大丈夫です。
この繰り返しで少しずつ資金を増やせるようになるので、諦めずに頑張ってくださいね!
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