サラリーマンを辞める前に確認したい判断ポイント
最後に、サラリーマンを辞める前に確認したい判断ポイントをご紹介します。自身の状況と照らし合わせながら、ぜひご確認ください。
サラリーマンを辞めても融資を受け続けられるか
会社員としての安定的な収入がなくなっても、専業として十分な不動産収入が見込めるかを明確に第三者に示せるかご確認ください。
「自己資金が不十分」「不動産投資のキャリアが浅い」などの場合は、まずはサラリーマンをしながら自己資金を増やし、投資実績を着実に積み上げると良いでしょう。
不動産投資のリスクも理解できているか
収益物件を持っていれば自動的に収入が入り続けるという保証はなく、空室が続けば家賃収入はゼロになります。ローン返済や経費が収入を上回ると、キャッシュフローはむしろ赤字になる可能性もあるでしょう。
リスクを軽減し、安定的なマンション経営をするには、投資家自身の情報収集力や継続力も重要です。そのような努力を惜しまない覚悟があるかも判断ポイントとなります。
投資における独自の必勝法が確立できているか
不動産投資の形態は多種多様であり、物件のエリアによって方向性は大きく異なります。自己資金の状況や投資目標などから、どのような投資をすれば強みを最大限に発揮できるか勝ちパターンの把握が重要です。
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不動産投資はFXや株式などとは異なり、常に市場動向をチェックする必要はありません。本業をもつサラリーマンであっても、不動産投資は副業としてもスタートしやすい投資だといえるでしょう。
サラリーマンという働き方は、時間的・身体的・精神的な拘束が強いものの、多くのメリットもあります。まずは投資目的を明確にし、後悔のない不動産経営を実現させましょう。
山崎 博久
リズム株式会社
アセットコンサルティング事業部長