咳が止まらない、薬も効かない…「体調不良が長引くとき」ほど疑ってほしい「原因」【医師が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

体調不良が長引く、再発を繰り返す…。その原因は、もしかしたら「心理的逆転」かもしれません。心理的逆転とは何か、どうして起こるのか。心理的逆転を解除するにはどうすればよいのか。一つずつ見ていきましょう。東京原宿クリニック院長・篠原岳医師が解説します。

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「心理的逆転」とは?

■比較的よく見られる「脳の混乱状態」

体調が悪い状態であれば、なんとか改善させたいと思うのが普通ですよね。

 

ところが、心が治ることに反対しているケースがあります。

 

受け入れがたいお話だとは思いますが、以前から心が反対するような脳の混乱状態のことは指摘されていて、解除することで症状の治りが早くなることが報告されています。

 

なぜ、そのようなことが起きるかというと、ひとつには、体調が悪いことで患者さんはなんらかの利益を得ているため、治ってもらってはかえって困ることがあるからです。

 

たとえば、ダイエットをしても、どうしても過食してしまう女性がいたとします。

 

本人は、やせたいと思っているのに、心では、ダイエットが成功してしまうことで、異性から好奇の目で見られてしまうのが恐怖で、「それなら太っていたほうがマシ」と心がダイエットに反対してしまう、ということが比較的多くみられます。

 

このように、心が治療に対してブロックしてしまう状態のことを、心理学博士のロジャー・キャラハン博士が、「心理的逆転」と名付けました(ロジャー・J・キャラハン著『TFT〈思考場〉療法入門』より)。

 

■「なかなか治らない病気・症状」の隠れた要因

意識と心が違うベクトルを向いていて、いわゆる、アクセルとブレーキを踏んでいるという状態は、特に長引いている慢性的な症状や病気に多くみられます。

 

「がん」では、90%以上の方に心理的逆転がみられたとのことでした。

 

心理的逆転があると、現代医療をはじめ心理カウンセリングなども一時的に効いたとしても、またすぐ症状が戻ってしまいます。

 

体調不良が長引いているときほど、本当に自分が治りたいと思っているのかどうかをチェックする必要があるというわけです。

東京原宿クリニック 院長
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
臨床分子栄養医学研究会指導認定医 

1975年 横浜生まれ
1999年3月 山梨医科大学医学部卒
2005年3月 横浜市立大学大学院博士課程修了
2021年9月 東京原宿クリニック開設(東京都渋谷区)

横浜市立大学病院での初期研修後、内科、呼吸器内科医として診療に当たる。
病気になった後から治療に介入するという考え方より、徐々に、なぜ病気になるのだろう、というところに興味をいだく。
栄養療法やキネシオロジーに出会い、保険診療では解決が困難な副腎疲労を中心とした病状を診療をするために、東京原宿クリニック(https://th-clinic.com/)を開設。

著者紹介

連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

本記事は、最先端の「自分磨き」を提供するウェルネスメディア『KARADAs』から転載したものです。

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