投薬で「うつ症状」が悪化…1人暮らしの30代女性
栄養状態の改善が症状の回復につながった、ある1人暮らしの30代女性のケースをお話ししたいと思います。
彼女は器質的な疾患がないということで、いまある症状はうつの状態だと判断され、対症的に睡眠導入剤や鎮痛剤及び抗うつ剤、抗不安薬が処方されていました。それでも諸症状の改善は難しく、受診するたびに内服薬が追加され、その後はとにかく1日中起きられないほどの倦怠感と頭痛が持続。
食事を作ることも買いに行くこともできず、体重は減るばかり…症状改善の兆しがみえず、栄養学的な治療を希望され当クリニックを受診されました。
この症例では、まずは1人暮らしをやめて実家に戻ってもらいました。
お母様に食事を作ってもらうようにし、まずは食べられるものから少しずつ食べるように指示しました。頻回に起こる頭痛も低血糖によるものと考え、低血糖対策として補食指導をし、腸内環境改善の為のサプリメントと食事指導を実施しました。
また、多剤処方されていた睡眠導入剤を、朝眠気やふらつきが残りにくいものへ変更をお願いしました。
すると、朝起きられるようになり、栄養療法を続けながら抗うつ薬、抗不安薬をだんだんと減らすことができたのです。
やがて日中も起きていられるようになり、食欲も出て体調も次第に改善、バイトにも行けるなど当たり前の日常が送れるまで回復しました。
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