(※写真はイメージです/PIXTA)

「歳をとったから」「メンタルが弱いから」……手のふるえの症状が出ているのに、病院に行かずに我慢している人が多いと、森山脳神経センター病院院長の堀智勝氏はいいます。本記事では、そんな「手のふるえ」の正体と治療法について解説します。

「さらなる悲劇」を生む前に、一度病院で診察を

本態性振戦の場合はふるえの症状しか出ないため、病気であるという認識が低いです。ですが、手のふるえによって、字が書けない、箸やコップが持てないといった日常生活に支障が出てしまう方や、ゴルフや楽器演奏ができない、と趣味を諦めてしまった方がたくさんいます。

 

また、美容師なのにハサミが持てない、料理人なのに包丁が使えないというふうに、仕事に影響がある方もいます。高齢者に限らず、若い現役世代でも、ふるえの症状に悩んでいる方は多いです。

 

とにかく、我慢をしないことが大切です。アルコールによって一時的に症状が軽くなることもあるため、アルコールに走り、アルコール依存症になってしまうという、さらなる悲劇をもたらすこともあります。

 

ふるえは、1人で悩み、長い間我慢している方が多いです。「様子をみてみよう」ではなく「お医者さんに行ってみよう」という、家族や周囲の方のサポートもとても重要です。前述のチェックリストで1つでも該当する場合は、専門医のいる病院で診てもらいましょう。

 

 

堀 智勝

森山脳神経センター病院

院長

 

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※本記事は、最先端の「自分磨き」を提供するウェルネスメディア『KARADAs』掲載の記事を転載したものです。