【海外FX5つの注意点】初心者には国内業者がおすすめな4つの理由

「初心者が海外FXをやっても大丈夫？」

「国内と海外どちらがおすすめ？」

といった悩みや疑問が解決できます。

 

結論からいうと、初心者に海外FXはおすすめできません。

 

なぜなら海外FXには注意点が多く、初心者にとって安全に利用するハードルが高すぎるからです。

 

そこでこの記事では海外FXの特徴や注意点、トラブル事例を詳しく解説。

 

海外FXをおすすめしない理由や、安心して利用できる国内のFX会社がわかるようになります。

 

 

 

 

海外FXとは？

海外FXとは、本社が外国にあるFX業者のことです。

 

海外FX業者の多くが金融庁に登録されていないので、金融庁の定めるルールが適用されません。

 

そのため、国内のFX業者にはない「ハイレバレッジ」や「豊富なボーナス」などの恩恵を受けられます。

 

一方で出金拒否や詐欺といったトラブルも絶えません。

 

海外FXを利用する前に、メリット・デメリットをしっかりと理解しましょう。

国内にはない海外FXの3つの特徴

海外FXには、3つの大きな特徴があります。

 

・25倍以上のハイレバレッジが可能
・ゼロカットシステム
・ボーナスが豊富

 

上記は、国内FXにはない特徴です。

 

それぞれの詳細をみていきましょう。

 

25倍以上のハイレバレッジが可能

海外FXの最大の特徴は、25倍以上のハイレバレッジで取引できる点です。

 

なぜなら国内ではレバレッジは25倍まで、と金融庁により定められているからです。

 

海外FXには規制がないので、数百倍～数千倍のレバレッジをかけた取引ができます。

 

例えば10万円の資金で、レバレッジ25倍と500倍で取引するケースの保有可能なポジションを比べると、下記のとおりです。

レバレッジ25倍のとき ： 25,000通貨

レバレッジ500倍のとき ： 500,000通貨

 

このように海外FXは、少額の資金で大きな金額の取引ができるのです。

 

 

ハイレバレッジをかけると少ない資金で大きな利益を狙えますが、その分予想が外れると損失が大きくなります。

 

 

ゼロカットシステム

国内にはない海外FXの特徴2つ目はゼロカットシステムです。

 

ゼロカットシステムのおかげで、用意した証拠金以上の支払いが発生することはありません。

 

 

国内のFX業者だと損切りやロスカットが機能せず、証拠金がマイナスになり追加証拠金を払うリスクがあります。

 

 

海外FXにはゼロカットシステムがあるため、追加証拠金のリスクがないのも特徴のひとつです。

 

ボーナスが豊富

豊富なボーナスが用意されているのも海外FXの特徴のひとつです。

 

国内にもキャンペーンはありますが、海外FXの力の入れ具合にはおよびません。

 

例えば「口座開設ボーナス」や「入金ボーナス」といった特典があり、キャッシュバックを受ける条件が国内FXより緩いことも多いです。

 

 

 

ボーナスで受け取ったキャッシュバックぶんは出金できないので、証拠金として取引に利用します。

 

これらボーナス特典とハイレバレッジを組み合わせることで、少ない資金でより大きな取引ができます。

海外FX　5つの注意点

 

 

特に下記の5つには注意が必要です。

 

・金融庁に無登録
・日本語に対応していないことがある
・コストが高い
・稼ぐほど税率が高くなる
・トラブルが多い

 

それぞれを詳しく解説していきます。

 

金融庁に無登録

日本で金融商品取引業をするには金融庁への登録が必要ですが、海外FX業者は基本的に金融庁に登録していないので注意が必要です。

 

なぜなら、特徴であるハイレバレッジやボーナスが規制されてしまうからです。

 

例えば海外に本社があるOANDA JAPANやデューカスコピー・ジャパンは、金融庁に登録しているため、レバレッジが25倍までに制限されています。

 

このような規制に縛られたくない海外業者は、金融庁に登録しないのです。

 

国内FXにないサービスを受けられるのは魅力的ですが、未登録の業者は金融庁も実態を把握しづらくトラブル対応が困難というデメリットがあります。

 

 

金融庁に登録してない海外FXでのトラブルは自己責任です。

 

日本語対応していないことがある

日本語対応していない海外FX業者も注意する必要があります。

 

たとえ公式ホームページが日本語表記でも、日本語に精通したオペレーターがいるとは限らず、問題が解決されないことがあるからです。

 

 

 

特にFX初心者の方は、サポート体制がしっかりしている国内FXの方が安全です。

 

コストが高い

スプレッドや出金手数料にかかるトータルコストの高さも海外FXの注意点です。

 

 

 

下記は国内最大手のGMOクリック証券と、海外FXで最も利用者が多いXMのスプレッドを比較した表です。

 

 

• XMは変動スプレッドのため、平均スプレッドを記載
• GMOクリック証券は原則固定スプレッド

 

海外FXは変動スプレッドが基本なので、取引時間や流通量次第ではさらに広がります。

 

また、国内FXでは基本無料の出金手数料も、海外FXの場合は有料となります。

 

このようにトータルコストの高さは海外FXのデメリットです。

 

 

稼ぐほど税率が高くなる

海外FXでは稼ぐほど税率が高くなるので、注意が必要です。

 

なぜなら累進課税が適用されるので、利益によって税率が変動するからです。

 

国内FXは一律20.315％なのに対し、海外FXでは下記のとおり最大45％の税率になります。

 

 

せっかく海外FXで大きく稼げでも、税金まで多くなってしまうのは残念ですよね。

 

将来的に大きく稼ごうと考えているのであれば、国内の業者を利用しましょう。

 

トラブルが多い

海外FXで最も注意すべき点は、出金時におけるトラブルです。

 

出金ルールがわかりにくく、資金を移動させるのが困難な業者があるからです。

 

中には出金が困難なだけでなく、出金拒否や詐欺のケースもあります。

 

 

 

このようなトラブルを避けるためにも、FX初心者は国内の業者で始めることをおすすめします。

実際に起きている海外FXのトラブル　3つの例

弁護士ドットコムに寄せられた海外FXのトラブル事例を3つ紹介します。

 

被害者に共通して言えるのは、海外FXに対し無知なことです。

 

海外FXのリスクをしっかり理解し、利用する前によく考えましょう。

 

出金できない

出金に関するトラブルが海外FXで最も多いです。

 

利益分を出金しようとしたら出金拒否されるなど、何かと理由をつけて出金させないケースが目立ちます。

 

下記は弁護士ドットコムに寄せられた相談事例です。

 

 

せっかく利益がでても、出金できなければ意味がないですよね。

 

出金ルールが厳しく、そのルールに違反したことが原因で出金拒否や口座凍結されることもあります。

 

このように国内FXではスムーズにできる出金が、海外FXではトラブルになりやすいです。

 

コピートレードの詐欺

最近トラブルで急増しているのが、コピートレードを利用した詐欺です。

 

「プロトレーダーの取引をコピーする方法だから、初心者でも安心！」を誘い文句に、詐欺を仕掛ける手口が横行しています。

 

下記は詐欺にあった方の相談事例です。

 

 

特にSNSを中心に、投資経験がない若者を勧誘してきます。

 

実際は取引していないにもかかわらず、利益がでているように見せかけて安心させるのが手口です。

 

出金を申し出ると業者・勧誘者ともに連絡が途絶え、お金は戻ってきません。

 

コピートレード自体は詐欺ではありませんが、コピートレードを利用した詐欺には十分気を付けてください。

 

個人情報の悪用

3つ目は個人情報を悪用され、取引資金を引き落とされたケースです。

 

出会い系アプリで知り合った女性に勧められるまま海外FXに手を出し、被害にあっています。

 

 

大切なIDやパスワードを相手に伝えてしまい、気づいたらトレード資金を抜かれ、個人情報までバレてしまったようです。

 

海外FXはトラブルが起きても解決しにくい！

海外FXで起きたトラブルは解決しにくく、泣き寝入りするしかないのが現実です。

 

なぜなら金融庁に無登録の海外業者は業務の実態などの把握が難しく、トラブルが生じても追及が困難だからです。

 

下記の金融庁ホームページで海外の無登録業者に対して注意喚起しているので、一読することをおすすめします。

 

無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください | 金融庁

 

トラブルが起きた場合は解決が難しいので、無登録の海外FX業者は利用しないでください。

初心者は国内のFX会社を利用しよう

初心者には国内のFX会社がおすすめです。

 

なぜならここまで解説した通り、海外FXには多くの注意点があるため、安全に利用するハードルが高いからです。

 

国内FXには次の4つのメリットがあります。

 

・金融庁に登録されており、信頼できる
・サポート体制が充実している
・スプレッドが狭い（コストが安い）
・入出金がスムーズ

 

海外FXのデメリット部分を補っているのが国内FXです。

 

 

FXは投資なので、ハイリスクハイリターンの取引をする必要はありません。

 

安定して利益を積み上げるために、より低リスクで運用できる国内FXを利用しましょう。

初心者向け！国内FX会社の選び方

国内FX会社を選ぶときのポイントは次の3つです。

 

・スプレッドが狭い
・取引ツールが使いやすい
・少額取引で始められる

 

以下でそれぞれ詳しく解説します。

 

スプレッドが狭い

FX会社を選ぶとき、まずはスプレッドの狭さに注目します。

 

スプレッドが狭いということは、それだけ取引コストを抑えられることになるからです。

 

たとえA社とB社のスプレッドの差が「0.1銭」だったとしても、何度も取引を繰り返すと大きな差になります。

 

 

まず最初に各FX会社のスプレッドを比較しましょう。

 

 

 

取引ツールが使いやすい

取引ツールが使いやすいかどうかも、FX会社を選ぶときの大切な要素です。

 

取引ツールやアプリが使いにくいせいで、思わぬ損失を出してしまうこともあるからです。

 

例えば画面の見やすさや処理スピード、分析ツールの使い方などは実際に取引する前に、ひと通りチェックしておきましょう。

 

取引ツールの使い勝手は人によって感じ方が違うので、デモトレードで確認することをおすすめします。

 

 

少額で取引を始められる

少額で取引できることもポイントです。

 

初心者のうちは少額（1,000通貨単位）で取引して、相場に慣れることが大切だからです。

 

 

1万通貨単位でも、コストの安さやツールの使いやすさが優れていて初心者におすすめできる口座があります。

 

しかしいきなり多額の資金で取引するのが不安な方は、1,000通貨単位に対応しているFX会社を選びましょう。

 

初心者におすすめの国内FX会社3選

 

 

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.4銭	0.9銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1000通貨		最大550,000円

スプレッドは原則固定（※例外あり）。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド！デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

 

 

 

100円からできるFX「松井証券」

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.5銭	1.1銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1通貨	マイナススワップが大きい	最大100万円

スプレッドは原則固定（※例外あり）
 

・1通貨（ドル円なら5円）からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド！デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

 

 

 

低スプレッド・高スワップ！「GMO外貨」

 

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.4銭	0.8銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1000通貨	マイナススワップが大きい	最大550,000円

スプレッドは原則固定（※例外あり）
＊キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

・1000通貨（ドル円なら5千円）からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名

 

 

まとめ

この記事では、海外FXの特徴や注意点、初心者に国内FX会社を勧める理由を詳しく解説しました。

 

最後のもう一度、今回の内容を確認しましょう。

 

・海外FXは良い点より注意点が多く、初心者ほどトラブルに遭いやすい
・金融庁に登録していない海外FX業者でのトラブルは解決が困難
・スプレッドが狭くて、取引ツールが使いやすいFX会社を選ぼう
・いきなり多額の資金での取引が不安な方は、1000通貨単位に対応しているFX会社がおすすめ
・初心者におすすめの国内FX会社はGMOクリック証券、松井証券、GMO外貨

 

FXは投資なので、一攫千金を狙う必要はありません。

 

リスクやコストを抑えつつ、長い目で取り組むことのほうが大切です。

 

そのためにも、安心して取引できる国内のFX会社を利用しましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。