不動産投資のイメージとして「始めるために多額の資金が必要」「膨大な知識がないと成功しない」「金額が大きい分リスクも大きいのでは」といった懸念を抱く人も少なくありません。しかし、それらのイメージは誤っていると、リズム株式会社の資産コンサルタント、山崎博久氏はいいます。一部の富裕層だけでなく、年収500万円クラスの会社員など幅広い層が始めている不動産投資の「面白味」をみていきましょう。
収益物件の運用は単なる投資じゃない?不動産投資の「面白味」【資産コンサルタントが解説】

まだまだある!不動産ならではの「面白味」

自由に使える時間が多く、他の仕事との両立もしやすい

株やFXは、それぞれ市場が動いている時間帯が決められています。短期間に株で利益を確実に得ようとした場合、相場が動いている時間はパソコンの前に張りついている必要があります。

 

FXは、24時間相場が動いているため、安心できる時間が週末にしかありません。調子がいい時はともかく、相場の暴落などで精神的に不安になることも多いでしょう。

 

また、FXは土日など週末には市場が止まっていますが、最近何かと話題の暗号資産(仮想通貨)は土日であっても相場が動いているため、ひとたび投資を始めてしまうと毎日ずっと相場のことを考えなくてはならない生活になってしまいます。この点においても、やはりこれらの金融商品は自分のペースではなく相場のペースに自分を合わせる必要があります。

 

一方で不動産投資の場合は、客付けまでは大変ですが一度物件に人が入ってしまえば、インカムゲイン(意味は後述します)が期待できます。

 

そして管理を管理会社に任せると、自分自身には自由な時間ができ、他の仕事や投資に時間を割くこともできます。不労所得の王道として不動産投資がよく挙げられるのは、この自由な時間の多さが理由といえるでしょう。

 

投資による利益で早期リタイアを実現する「FIRE」が人気ですが、数ある投資のなかで不動産投資ほど「FIRE」の達成をしやすい手法はないのではないかと思います。

 

数十年先を見据えた投資であり、安定感がある

1990年代初頭に起きたバブル経済の崩壊で、日本の土地の相場は一気に暴落しました。しかし、その後の地価の推移を見ると比較的安定しており、現在都心部では上昇傾向、地方都市でも一部では価格の下げ止まりや上昇の動きすら見られます。

 

また、近年起こった経済上の大きな出来事といえば、サブプライムローンの崩壊や、リーマン・ショックです。いずれも為替相場や株式市場に大きな影響を与えて、大損害を被って市場から退場した投資家も多くいました。

 

ちなみに、そんな時であっても不動産価格の極端な変動は起こっておらず、開発計画や鉄道の開通といった情報をチェックしていれば、ある程度先の見通しを立てやすいものでした。

 

この傾向は2020年に起きた「コロナショック」でも同様です。三大都市圏であっても地価の下落は免れませんでしたが、同年の後半には下げ止まっており、不動産の需要が底堅く不況にも強いことが改めて示されました。

 

不動産投資は5年後、10年後、さらには、数十年先を見据えて行うものです、他方、株やFXは、ある意味、宝くじやギャンブルのような魅力とリスクがあるといえます。

 

そう考えると、確実に利益を上げていきたいという人にとっては、事業経営に近い不動産投資の方が、安定感のある魅力的な投資なのではないでしょうか。

 

確かに、不動産投資を始めるにあたり初期費用の心配があるかもしれませんが、不動産投資ローンがあるので自己資金もさほど必要ではありません。もちろん、若い年代の方でも始めることができます。

 

不動産投資とは、人脈を広げることができ、長期間安定した利益を得やすい投資方法なのです。コツコツと行う、この確実性の高さも不動産投資の「面白味」といえるのではないでしょうか。

 

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