不動産投資のイメージとして「始めるために多額の資金が必要」「膨大な知識がないと成功しない」「金額が大きい分リスクも大きいのでは」といった懸念を抱く人も少なくありません。しかし、それらのイメージは誤っていると、リズム株式会社の資産コンサルタント、山崎博久氏はいいます。一部の富裕層だけでなく、年収500万円クラスの会社員など幅広い層が始めている不動産投資の「面白味」をみていきましょう。
収益物件の運用は単なる投資じゃない?不動産投資の「面白味」【資産コンサルタントが解説】

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初心者がまず知っておきたい不動産投資の「面白味」

他人と信頼関係を築いていく楽しさがあり、顔を広げられる

株やFXは、今やネット上だけで取引を完結することが可能です。そのようなサービスを提供している業者はたくさんあり、それぞれのサイトで投資家のための情報を提供しているので情報収集もネットだけで済みます。

 

もちろん、これは情報技術が発達した結果で、昭和の頃のように電話をかけて売買を行うといった手間が不要になり便利になったことの恩恵です。

 

一方、不動産投資はネットでの情報収集も可能ですが、やはり、いい物件の情報を持っているのは不動産業者なので、不動産業者との情報交換が重要です。また、物件取得後もリフォーム業者や工務店との付き合いは欠かせません。

 

不動産投資は株やFXなどよりも対人的な要素が強いので、より人間関係が広がるといえます。サラリーマン生活では出会えなかったような人たちとも知り合う機会が増え、自分の人生の幅を広げるきっかけにもなるかもしれません。

 

不動産投資は株やFXなどと同一視されることが多いのですが、収益物件を商材とした「事業」です。「事業」であるがゆえにさまざまな関係者との関わりが生まれますし、その人間関係から新たなビジネスが生まれることもあります。

 

自分のセンス次第で自由に物件を作り上げられる

株やFXは個人レベルで相場に介入し、市場を動かすことはほぼ不可能です。また、自分でどんなに苦心して投資しても、予測しない事態が起きれば一気に相場が崩壊し財産を失うこともあります。

 

言い換えると、儲かるかどうかの大部分が自分ではコントロールできないということなのです。リスクヘッジをする手法は確立されていますが、そうすると利益はどうしても圧縮されがちです。

 

一方で不動産投資は、自分で物件を所有して入居者を勧誘します。自分でゼロから投資対象を作り上げていく楽しさがあります。その物件の価値を自分次第で高められますし、ターゲットの絞り込みも自由自在で、株やFXよりも自由度が高い投資といえます。

 

すべては相場次第という投資ではなく自分の得意な分野、土俵で戦うことができるのは不動産投資の大きな魅力であり、面白味といえるでしょう。