(※写真はイメージです/PIXTA)

睡眠時間は足りているはずなのに日中眠くなる、よく「いびきをかいている」と言われる……こうした症状は「睡眠時無呼吸症候群」の特徴です。この睡眠時無呼吸症候群は、重度であっても自分では気づいていない人も多いと、しらい健康クリニック泉中央の白井勇太院長は言います。健康な人と比べて交通事故を起こしやすかったり、放っておくとさまざまな病気を引き起こしたりする睡眠時無呼吸症候群。命の危険から身を守るため、症状の特徴や対処法についてみていきましょう。

睡眠時無呼吸症候群の根本治療法は「生活習慣の改善」

マウスピースやCPAPは、あくまでも対症療法です。

 

呼吸がとまっているので、空気を送って呼吸をさせてあげますが、そもそも呼吸がとまってしまう原因を治療しているわけではありません。

 

肥満に原因がある場合は、食生活の改善や運動習慣により体重を落とすことで、根本的な解決を目指します。

 

短期間に治すのは難しいですが、CPAPをしながら生活習慣の改善に取り組み、2~3年かけてCPAP治療をやめられるのが理想です。

 

ただし、上述したとおり、CPAPの原因は肥満だけではありません。

 

骨格や脳などに原因がある場合は、根本的な治療が難しく、CPAPを継続しなければならないこともあります。

睡眠時無呼吸症候群が疑われたら早めに病院へ

睡眠時無呼吸症候群は交通事故や心臓の病気など重大な結果を引き起こす、とても危険な病気で、放置すれば命にかかわることもあります。

 

症状の有無にかかわらず、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

 

CPAPなどの治療がありますが、それらは対症療法にすぎず、根本から治すためには、やはり生活習慣の改善が必要です。

 

睡眠時無呼吸症候群の人は生活習慣病をあわせ持っていることも多いため、できれば生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群の両方を診てくれる医療機関での治療がオススメです。

 

 

白井 勇太

しらい健康クリニック泉中央

院長

 

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