都道府県別に「厚生年金」「国民年金」平均受給額をみてみると
都道府県別に年金の受取額をみていきましょう(関連記事:『【2022年】都道府県「厚生年金」「国民年金」受給額ランキング』)。
厚生年金の受給額が最も多いのは「神奈川県」で16万6,270円。続いて「千葉県」の16万0,817円。「東京都」「奈良県」「埼玉県」と続きます。一方で受給額が最も少ないのは「青森県」で12万2,189円。続く「秋田県」は12万2,695円。「宮崎県」「沖縄県」「山形県」と続きます。
一方、国民年金の受給額が最も多いのは「富山県」で5万9,949円。一方で最も少ないのは「沖縄県」で5万2,206円でした。
【厚生年金保険(第1号)平均年金額ランキング】
1位「神奈川県」16万6,270円
2位「千葉県」16万0,817円
3位「東京都」15万9,393円
4位「奈良県」15万8,796円
5位「埼玉県」15万7,022円
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43位「山形県」12万4,286円
44位「沖縄県」12万4,197円
45位「宮崎県」12万3,098円
46位「秋田県」12万2,695円
47位「青森県」12万2,189円
【国民年金平均年金額ランキング】
1位「富山県」5万9,949円
2位「福井県」5万9,234円
3位「島根県」5万9,169円
4位「長野県」5万8,954円
5位「香川県」5万8,938円
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43位「高知県」5万5,038円
44位「和歌山県」5万4,642円
45位「大阪府」5万4,247円
46位「青森県」5万3,688円
47位「沖縄県」5万2,206円
出所:厚生労働省『令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』より
厚生年金は、1位と47位で月4万1984円、年間50万円強の差になります。会社員時代の収入差によって受給額が変わるので、ランキングも給与ランキングに近いものになってます。
一方国民年金は、1位と47位で月4,911円、年間5万8,000円強の差。国民年金の場合、保険料は一律なので、納付率などによって地域差が生まれていると考えられます。
地域によって物価や生活費なども異なるので、年金受給額=老後の生活水準とはいえません。共通しているのは、年金だけでは老後は心許ないということ。人生の半分以上を労働に捧げるわけですから、老後くらいは悠々自適に暮らしたいと誰もが考えるでしょう。そのためにも、計画的に資産形成を進めていくことが肝心です。