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厚生年金の平均受給額…月額14万6,145円
厚生労働省『令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、公的年金被保険者数は、6,756万人(2020年末速報値)、前年度比6万人の減少でした。そのうち厚生年金の被保険者数(第1~4号、速報値)は、4,513万人で、前年度から25万人の増加しました。
一方で国民年金の被保険者(第1号被保険者、任意加入被保険者を含む)は1,449万人で、前年度から4万人の減少となりました。
さらに給付状況をみていくと、厚生年金保険(第1号)受給者数は3,581万人で、前年から38万人の増加。平均年金受給額は老齢年金で月額14万6,145 円。前年からマイナス17円となりました。
また国民年金受給者数*は3,596万人で、前年から38万人の増加。平均年金受給額は老齢年金で月額5万6,358 円。前年から307円の増加となりました。
*旧法国民年金の受給者と新法基礎年金の受給者の合計
【厚生年金保険(第1号) 受給者平均年金額の推移】
2016年 14万7,927円/月
2017年 14万7,051円/月
2018年 14万5,865円/月
2019年 14万6,162円/月
2020年 14万6,145円/月
【国民年金受給者平均年金額の推移】
2016年 5万5,464円/月
2017年 5万5,615円/月
2018年 5万5,809円/月
2019年 5万6,049円/月
2020年 5万6,358円/月
出所:厚生労働省『令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』より
また老齢厚生年金受給権者、2,687万6,735人のうち、繰り上げ受給を選択しているのは12万8,171人と全体の0.5%、繰り下げ受給を選択しているのは26万7,598人で、全体の1%でした。
一方、老齢基礎年金受給者(25年以上)3,254万人のうち、繰り上げ受給を選択しているのは364万人、繰り下げ受給を選択しているのは55万人でした。